2010.12.19 (Sun)
第62回朝日杯フューチュリティS
気がつけば今年も残すところあと10日あまりとなってしまった。中央競馬も来週の有馬記念で終わり。その前の週の今日は中山で2歳の覇者を決める朝日杯フューチュリティS(G-Ⅰ・2歳、芝1600m、16頭)が行なわれた。所謂、2歳の総決算だが、来年のクラシックに繋がるかというと必ずしも最近は繋がっていない。昨年のこのレースの覇者はローズキングダムで、この馬は今年クラシックでも活躍し棚からぼた餅だがジャパンCも勝った。それはローズキングダムは実力があったからなのだが、今年の場合は来年のクラシック最有力はどの馬かまだ判らない。一応、前走で見事な末脚を見せたサダムパテックが1番人気で、2番人気がディープインパクトの仔リベルタス、3番人気がハーツクライの仔リフトザウイングス、4番人気がディープインパクトの仔リアルインパクト、5番人気がサクラバクシンオーの仔グランプリボス。でもトリッキーな中山の外回りコースである。マイル戦のコースで直線はスタートからの僅かと向こう正面の少々、最後の直線でも310mとGⅠを開催する競馬場としては最短である。したがって紛れがあり実力馬が能力をフルに出せるコースではないので、2歳の有力馬でも最近は朝日杯を敬遠する場合が多く、2歳№1の決定戦としての価値が薄れつつある。そこへ16頭の多頭数だから予想の難しいレースでもある。でも基本的には先行馬がどうしても有利になる。それではレース回顧といこう。
スタートが切られたがサダムパテックはスタートが悪かった。後手を踏む。さて内からオースミイージー、リベルタス、シゲルソウサイあたりが行く。先頭はオースミイージーで、2番手にシゲルソウサイ、その後にリベルタス、ブラウンワイルド、マイネルラクリマ、エーシンブランあたりが続き、インコースからリアルインパクト、外にタツミリュウ、アドマイヤサガス、さらにタガノロックオン、トキノゲンジ、リフトザウイングスが追走。さらに後方に2頭がいて、ロビンフットとマジカルポケットが並んでシンガリ。中山の800のハロン棒は3コーナーの入り口にある。そろそろ仕掛けないと間に合わない。ハロンラップは12.2---11.0---11.5---11.9で前半の800m通過が46秒6でこの倍だと1分33秒2になるが、おそらく後半はもっと時計がかるだろう。逃げ馬が前半を突っ込んで入っているから、後続でも届く展開にはなっている。
3コーナーから4コーナーにかかる。先頭はオースミイージー、2番手シゲルソウサイ。サダムパテックは中団の外を通っているが徐々に上位へ上がっていく。早くも600のハロン棒を通過。いよいよ直線コース、310mと短いぞ。オースミイージー先頭、シゲルソウサイが2番手。直後にリベルタス、インコースからリアルインパクトが伸びる。外からサダムパテックも伸びる。あと200m、先頭はオースミイージーだが、内からリアルインパクト、真ん中からリベルタスが先頭に出る。さらに外からサダムパテックも伸びる。しかし、1番外のグランプリボスの脚色がいい。リアルインパクトかグランプリボスか。リベルタスも伸びる。でもグランプリボスが出た。僅かに出た。グランプリボスが1着でゴールイン。
1着グランプリボス 1分33秒9、2着リアルインパクト 3/4馬身、3着リベルタス アタマ、4着サダムパテック クビ、5着リフトザウイングス クビ。
勝ったのはグランプリボスでサクラバクシンオーの仔。おそらくこの馬は皐月賞まででダービーには出ないだろう。やはり仕上がりの早いタイプの馬が勝ってしまった。この朝日杯の歴代の勝ち馬の中で翌年のクラシックレースに勝った馬というのは、1993年のナリタブライアンまで遡らないと名前が見つからない。この朝日杯は如何にクラシックに直結しないレースになっているか・・・・最近は勝ち馬が翌年のクラシックで大活躍する阪神ジュベナイルフィリーズとは大違いである。それは中山のコース形態に問題があるのではないだろうか・・・・・・。そして今年も、その中山で有馬記念が行なわれる。
スタートが切られたがサダムパテックはスタートが悪かった。後手を踏む。さて内からオースミイージー、リベルタス、シゲルソウサイあたりが行く。先頭はオースミイージーで、2番手にシゲルソウサイ、その後にリベルタス、ブラウンワイルド、マイネルラクリマ、エーシンブランあたりが続き、インコースからリアルインパクト、外にタツミリュウ、アドマイヤサガス、さらにタガノロックオン、トキノゲンジ、リフトザウイングスが追走。さらに後方に2頭がいて、ロビンフットとマジカルポケットが並んでシンガリ。中山の800のハロン棒は3コーナーの入り口にある。そろそろ仕掛けないと間に合わない。ハロンラップは12.2---11.0---11.5---11.9で前半の800m通過が46秒6でこの倍だと1分33秒2になるが、おそらく後半はもっと時計がかるだろう。逃げ馬が前半を突っ込んで入っているから、後続でも届く展開にはなっている。
3コーナーから4コーナーにかかる。先頭はオースミイージー、2番手シゲルソウサイ。サダムパテックは中団の外を通っているが徐々に上位へ上がっていく。早くも600のハロン棒を通過。いよいよ直線コース、310mと短いぞ。オースミイージー先頭、シゲルソウサイが2番手。直後にリベルタス、インコースからリアルインパクトが伸びる。外からサダムパテックも伸びる。あと200m、先頭はオースミイージーだが、内からリアルインパクト、真ん中からリベルタスが先頭に出る。さらに外からサダムパテックも伸びる。しかし、1番外のグランプリボスの脚色がいい。リアルインパクトかグランプリボスか。リベルタスも伸びる。でもグランプリボスが出た。僅かに出た。グランプリボスが1着でゴールイン。
1着グランプリボス 1分33秒9、2着リアルインパクト 3/4馬身、3着リベルタス アタマ、4着サダムパテック クビ、5着リフトザウイングス クビ。
勝ったのはグランプリボスでサクラバクシンオーの仔。おそらくこの馬は皐月賞まででダービーには出ないだろう。やはり仕上がりの早いタイプの馬が勝ってしまった。この朝日杯の歴代の勝ち馬の中で翌年のクラシックレースに勝った馬というのは、1993年のナリタブライアンまで遡らないと名前が見つからない。この朝日杯は如何にクラシックに直結しないレースになっているか・・・・最近は勝ち馬が翌年のクラシックで大活躍する阪神ジュベナイルフィリーズとは大違いである。それは中山のコース形態に問題があるのではないだろうか・・・・・・。そして今年も、その中山で有馬記念が行なわれる。
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