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2013.10.27 (Sun)

第148回天皇賞

 昨日とは一転して今日は秋晴れの心地よい天候であった。今日は東京競馬場で第148回天皇賞(G-Ⅰ・3歳以上、芝2000m、17頭)が行われた。こお伝統のレース、ゴールドシップとオルフェーヴルこそはいないが、現段階ではまずまずのメンバーが揃ったようだ。1番人気は策昨年の年度代表馬ジェンティルドンナ。2番人気は逃げ馬トウケイヘイロー、3番人気は前年の覇者エイシンフラッシュ、4番人気は3歳馬コディーノ、5番人気はジャスタウェイ。昨日は台風の影響で馬場が悪かった東京競馬場だが、今日は好天により良馬場まで回復。もっともパンパンの馬場というものでもないだろう。それでいてジェンティルドンナの末脚がいきるかどうか。また今年はドバイでもかかり前に行き2着。宝塚記念でも同様で末脚が甘く3着。今年は去年のような中団以降に待機して末脚を爆発するような競馬になってない。それで今日は4ヶ月ぶりの競馬でどうなるか・・・・。

 東京の2000mはトリッキーなコースでスタートしてすぐにカーブに入るので難しいが、ジェンティルドンナは好スタートを切りトウケイヘイローの2番手につけた。またかかっている。トウケイヘイローの逃げは予想通りだが、ジェンティルドンナはまた先行した。ラップもやや速目で1000mを58秒4で通過。良馬場とは言えいくらか水分が残っている馬場と思えるが、それを2番手で行くという予想外のジェンティルドンナ。これで末脚が生きるのかなと思っていた。直線に入ってトウケイヘイローにジェンティルドンナが並びかける。あと200mのところでジェンティルドンナが先頭に出ようとするが、外から来たジャスタウェイに楽々かわされてしまった。末脚を活かしたのは中団にいたジャスタウェイの方。ただ追い込んできたエイシンフラッシュ、アンコイルドにはかわされることはなく余裕の2着。

 1着ジャスタウェイ 1分57秒5、2着ジェンティルドンナ 4馬身、3着エイシンフラッシュ 2馬身、4着アンコイルド クビ、5着コディーノ。

 どうも今年になってジェンティルドンナは引っかかり癖が見られるようになった。前に行くからどうしても末脚が活かされない。どうしたのかな。3歳時は後ろから行く馬だったのに。今日なんかスタートが良すぎたことが裏目に出たかもしれないな。逃げたトウケイヘイローは逃げて失速していることを考えれば、それでも2着に粘っていることを考えると実力はあるのだ。それにしても今日のジャスタウェイは強かった。ここ三走は2着ばかりだったが、今日は上手く展開がはまった。最後に末脚を爆発させると女王ジェンティルドンナに4馬身もの着差をつける圧勝劇。この秋の天皇賞では激しいレースになることが多く、良馬場で勝ち馬が2着に4馬身もの着差をつけることはあまりないのだが、今日に関しては福永祐一が上手く乗った。先週の菊花賞を初めて制覇したと思ったら天皇賞制覇も初めてだ。ここにきて福永祐一は開花したのか・・・・。親父は言わずと知れた天才騎手福永洋一。その息子で期待も大きかっただけにこれからも華々しい活躍をしてほしい騎手である。
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2013.10.20 (Sun)

第74回菊花賞

 久しぶりに国内の競馬の記事を書くことにする。昨日の晩から降り続いた雨のせいで何と1957年のラプソデーが勝った時以来の不良馬場の菊花賞だというではないか。それでもレースが始まる時間帯になると雨はあがっていたが肌寒い一日。かつての11月に行われていた頃の菊花賞を思い出した。それで今年の第74回菊花賞(G-Ⅰ・3歳、芝3000m、18頭)だが春のクラシックホースが出ていない。最近はよくこういったことが起こるので、イギリスのセントレジャーの道を歩むのではないかと菊花賞も危惧されている。それでも今年はどうにか春、皐月賞、日本ダービー共に2着だったエピファネイアが出走してきたので一応、G-Ⅰレースとしての格好はついた形となったが、もしエピファネイアが天皇賞に回っていたらおそらくG-Ⅰレースといえるようなメンバーではなかっただろう。それで1番人気も断然エピファネイア、2番人気がマジェスティーズハーツ、3番人気はバンデ、4番人気はユールシンギング、5番人気はサトノノブレス。何とも小粒な菊花賞となりました。ただ距離は3000mと長く、そして不良馬場。ただこの辺りが荒れる要素を含んでいたというところだった。

 レースは逃げるとしぶといバンデと、もう1頭の逃げ馬ネコタイショウが先行し、その後の3番手でエピファネイアがやや掛かり気味に追走した。クビを振りながら行きたがってしょうがないようだ。唯一の心配はその掛かる事だったのだが、一周目の正面スタンド前を通過してから馬が落ち着いてきた。それで無理をせずに3番手から前を窺う位置。不良馬場に脚をとられている様子もなく、3コーナーの坂の上りでネコタイショウが脱落。ここで2番手に上がって行く。あとは逃げるバンデをかわすのみであるが、この馬場で単独で逃がすとしぶといバンデである。なにしろ8月末の函館の2600m(500万下)で逃げて2着に17馬身差をつけて勝っている。しぶといことは福永祐一も承知である。しかしこのメンバーでは力が違っていた。鞭を入れることもなく追い出すとあと300mでバンデに並びかけ、あとは後続を突き放すのみ。結局、鞭も入れず5馬身差の圧勝だった。

 1着エピファネイア 3分05秒2、2着サトノノブレス 5馬身、3着バンデ クビ、4着ラストインパクト 2馬身、5着ケイアイチョウサン ハナ。

 今から48年前の菊花賞で逃げるキーストンを徹底的にマークして勝ったダイコーターの時の菊花賞を思い出した。ただ今回、キズナが凱旋門賞に出走せず今日の菊花賞に出走していたら、どうなっていただろうかと考えてみるが、今日の馬場と勝ち方だったらキズナも差し届いてないかもしれないほどの完勝だった。もしかしてこのまま成長していったら、来年はこのエピファネイアが凱旋門賞に出走しているかもしれないな。流石にシーザリオの息子だけある。スタミナも切れ味もある。今後に注目したい1頭である。

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2013.05.26 (Sun)

第80回東京優駿(日本ダービー)

 競馬の記事は久しぶりになる。何故、今年は競馬記事を書かなかったのかというと、競馬記事は疲れるということ。とにかくカタガナの羅列は書いていてもイライラする。それと競馬記事をを毎週のように書いていた時、等ブログはちょっと競馬記事に頼り過ぎているなあと感じたので自粛したのもある。それと最大な要因であるが最近、競馬が自分の中でさっぱり盛り上がってなかったということ。でもダービーだし久しぶりに書いてみることにする。

 記念すべき第80回東京優駿こと日本ダービー(G-Ⅰ・3歳、芝2400m、18頭)が快晴の東京競馬場で今日行われた。もう80回もなるのだな。今から40年前の40回日本ダービーはハイセイコーで湧いていたが、あの頃の若者であった小生も歳を重ね還暦も近くなってきた。考えてみれば日本ダービーを小学生のころから、かれこれ50年近く見ていることに驚く。その間、小生の前を駆け抜けた優駿も数知れず。キーストンから始まってアサデンコウ、タニノムーティエ、タケホープ、クライムカイザー、カツラノハイセイコ、シンボリルドルフ、サクラチヨノオー、トウカイテイオー、ナリタブライアン、ジャングルポケット・・・・・・昨年のディープブリランテまで色々と思いだす。そして今年であるが、牡牝とも何だか小粒だなという印象はあった。どうも仕上がり早いマイラータイプの馬が3歳クラシック路線で活躍してきたが、ここにきて素質場馬がようやく開花してきたのか本格化してきたのか、ダービーが面白くなってきたなあという印象がある。それでも今年はずば抜けた馬はいない。

 それで1番人気は皐月賞に出れなかったキズナ。2番人気が皐月賞馬のロゴタイプ。3番人気が皐月賞2着のエピファネイア、4番人気がコディーノ、5番人気がヒラボクディープだった。さて雨も降ってないので。馬場は速いし前残りの展開が多くどういった競馬になるのかなと見ていた。これだと1番枠をひいたキズナはどうか、またマイラータイプのコディーノや仕上がり早そうなロゴタイプは・・・・・色々と見どころはあった・

 スタートが切られアポロソニックが行く。ペースは速くない。でもキズナは後ろから3番手。武豊はディープインパクト産駒のキズナで父と同じ位置から大外強襲をかけるつもりなのか。前には有力馬のエピファネイア、さらにはコディノ、ロゴタイプがいる。1000m通過は1分00秒3で速くない。前が残る可能性が十分有りうる展開である。でもキズナはまだ後方である。武豊はゆっくり構え過ぎではないかな。そしてメイケイペガスターが一気に先頭う奪う。エースが速くなった。3コーナー手前でエピファネイアが躓いた。大丈夫か。日本ダービーは過去に落馬が多かったのでひやりとした。今年はあまりばらけずに直線に向いた。アポロソニックが先頭に躍り出て逃げ込みを図る。コディーノ、ロゴタイプも仕掛けに入る。その外からエピファネイアが際立っていい脚色で伸びてきた。横一線になったがエピファネイアが先頭に立った。福永祐一初のダービー制覇なるか。ところがその外からもっといい脚色で突っ込んできたのが武豊のキズナだった。最後の最後でエピファネイアをかわしてゴールイン。

 1着キズナ 2分24秒3、2着エピファネイア 1/2馬身、3着アポロソニック 1馬身1/4、4着ペプチドアマゾン ハナ、5着ロゴタイプ ハナ。

 キズナはディープインパクトとは違って大外一気ではなく馬群をぬってきた。これは他とは力が1枚も2枚も抜けていたディープインパクトとは違い、実力差があまりない今年のダービーを象徴している。武豊もそのあたりは判っていて、道中はインコースで我慢して徐々に外へ馬を持ち出したようだ。それがうまく運び、父譲りの末脚を爆発させた、勝因はそれがすべてであるが、弥生賞の時は何だかおかしなレースで5着に敗れ皐月賞に出れなかった。それがここ2走は末脚勝負に徹し連勝。そして本番のダービーでも上がり33秒5と父並みの追い込みを発揮。見事父子2代ダービー制覇となった。

 これで武豊は2005年のディープインパクト以来、5度目のダービー制覇。最近は精彩がないなあといわれていたが、本番で勝つあたり流石に武豊だ。またこれでディープインパクト産駒は2年連続ダービーを制覇したこととなる。

 今年の3歳は力がこれまで拮抗していたので、レース毎に勝ち馬がコロコロ変わったりしていたが、ここにきて本格派してきた馬と、また巻き返しを図る陣営との勝負が秋に持ち越されることとなった。全般的に強くないなあと感じていた3歳世代であるが、秋以降の成長によって今後どのようになるか判らない。それでこそ競馬は面白いのだが古馬も強いからね。
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2013.02.17 (Sun)

第30回フェブラリーS

 このところ猛烈に仕事が忙しく昨日の土曜日も含めて連日の残業で皆目パソコンを開けないでいる。そして一週間ぶりにブログを更新することになるが競馬の記事である。最近は何処も出かけられなくて話題もないし仕方がない。

 それにしても寒い。昨日は朝が氷点下で今朝も氷点下の気温。昨日は朝から雪が降っていたし、仕事から帰宅の際には吹雪の中を歩いて帰るという惨めさであった。流石に滋賀県だ。こんなとき栗東トレーニングセンターの調教場はどうなっているのか心配になってくるが、今に始まった事ではないから関係者も手慣れたものかな。

 さあ、今年最初の競馬記事は今日、東京競馬場で行われた第30回フェブラリーS(G-Ⅰ・4歳以上、ダート1600m、16頭)である。今年最初のG-Ⅰレースでもあるが、こんな厳寒な季節にG-Ⅰなんて施行しなくてもいいと思うが、JRAも冬場の売り上げを上げるのに必至で馬の安全は二の次なんだな・・・・。まあしょうがないか。それでダートのG-Ⅰレース、1番人気が何と昨年のNHKマイルを制したカランブラックヒルでダート初挑戦である。2番人気が関東期待のイジゲン、3番人気がグレープブランデー、4番人気が昨年の覇者テスタマッタ、5番人気がシルクフォーチュンで、さあ、レースが始まった。

 またもスタートに出遅れたのがイジゲン。その間に先行争い。タイセイレジェンドとエスポワールシチーが行くがタイセイレジェンドが先頭に立った。2番手にエスポワールシチー、3番手早くもカレンブラックヒル、ガルボが4番手、そのあとにマルカフリート、ガンジス、やや開いてグレープブランデー、ナムラタイタン、ヤマニンキングリーで、さらにワンダーアキュート、ダノンカモン、イジゲン、エーシウェブマン、テスタマッタ、セイクリムズン、シルクフォーチュンといった隊列で早くも3コーナーから4コーナーにかかろうというところであるが、1番人気のカレンブラックヒルが外をついて先団に上がってきた。ここで4コーナーを回って直線に入る。先頭はタシエイレジェンド、2番手にエスポワールシチー。あと400m、先頭タイセイレジェンド、2番手エスポワールシチー。タイセイレジェンド先頭、エスポワールシチーが並びかけようとする。カレンブラックヒルは外側だがあまり伸び脚がない。芝では適性がないか・・・・。あと300m、ここでエスポワールシチー、エスポワールシチー、が抜け出した。エスポワールシチーが先頭に躍り出た。内からセイクリムズン、後ろからワンダーアキュート、グレープブランデーが伸びてくる。イジゲンは伸びない。あと200m、完全にエスポワールシチーが先頭だが、グレープブランデーが伸びた伸びた。エスポワールシチーに迫ってかわしたかわした。グレープブランデーが先頭に出た。グレープブランデーが先頭に出た。2番手にエスポワールシチー、3番手にワンダーアキュートが上がったか。先頭はグレープブランデーでゴールイン。

 1着グレープブランデー 1分35秒1、2着エスポワールシチー 3/4馬身、3着ワンダーアキュート クビ、4着セイクリムズン 3/4馬身、5着シルクフォーチュン クビ。

 勝ったのは5歳馬のグレープブランデー。3歳時に大井競馬場で行われたG-Ⅰ重賞ジャパン・ダート・ダービー(2000m)に勝っている素質馬だったが、その後に骨折してしまい復帰後は精彩を欠いたが、今日、久々に勝ち名乗りを上げた。またジョッキーが昨年度、JRAの全国リーディングジョッキーに輝いた浜中俊騎手で、騎手も馬も今後に期待が持てる。尚、芝でのG-Ⅰホースのカレンブラックヒルの挑戦に注目が集まったが、仕掛けどころで後退して15着に惨敗。ダートの壁は厚かったということになるのか。以上。
EDIT  |  16:54  |  競馬(国内レース)  |  TB(0)  |  CM(0)  |  Top↑

2012.12.23 (Sun)

第57回有馬記念

 三連休の真ん中。昨日の土曜日はまた朝から雨が残っていたが、今日は晴れ間ものぞいて久しぶりに暖かい日であった。それで今年の中央競馬もいよいよ締めくくりの有馬記念(G-Ⅰ・3歳以上、芝2500m、16頭)が中山競馬場で行われた。今年はジャパンCで死闘を繰り広げたジェンティルドンナとオルフェーヴルの2頭が共に有馬記念を回避したので、やや混戦ムードになったが、そんな中でも皐月賞、菊花賞を制した芦毛馬ゴールドシップが1番人気におされ2番人気が善戦続きのルーラーシップ、3番人気が秋の天皇賞で復活したエイシンフラシュ、4番人気が関東期待のダークシャドウ、5番人気が中山コースを得意とするナカヤマナイトという人気順になった。

 そして、いよいよスタートのゲートが開いたのだが、またまた出遅れ癖のあるルーラーシップが出遅れた。それも大きく出遅れた。5馬身以上は損をしただろう。またゴールドシップも発馬が悪く2馬身立ち遅れ。よりによって1番人気、2番人気の両馬がこの大一番で出遅れてしまった。波乱の予感が・・・・・・。その間にアーネストリーとビートブラックという同じ服色の馬2頭が前に行く。コーナーワークでアーネストリーが先頭、2番手にビートブラック、3番手にローズキングダム、その外に新鋭ルルーシェ、5番手にダイワファルコン、そのあとにスカイディグニティ、外からトゥザグローリー、その内にダークシャドウ、さらにトレイルブレイザー、インコースをついてエイシンフラッシュ、そしてオーシャンブルー、2、3馬身あいてナカヤマナイト、さらに4、5馬身あいてオウケンブルースリとネヴァブション、そのあとにゴールドシップ、ルーラーシップ。人気の2頭が最後方を行くという展開で正面スタンドン前を通過して1、2コーナーを回ってバックストレートに入る。ハロンタイムは7.0---11.3---11.6---12.0---12.2と平均ペースだが、この直後に12.7---12.6とペースがダウンする。そして馬群がやや固まってくる。さあ早くも3コーナーにかかろうというところだが、800のハロン棒を通過したあたり、いったんシンガリまで下がっていたゴールドシップが馬群の外側を通って上がって行く。3コーナーから4コーナー、先頭はアーネストリー、2番手にビートブラック、やや横に広がってこれから直線に入ろうというところ。ゴールドシップは1番外を通った。まだ7番手ぐらい。先頭はアーネストリーとビートブラックだが、その間をついてエイシンフラッシュが抜け出した。その外からオーシャンブルーも伸びてきた。あと200m、先頭はエイシンフラッシュ、エイシンフラッシュ、オーシャンブルーも来た。オーシャンブルーも来た。あと100m、エイシンフラッシュかオーシャンブルーか、オーシャンブルーが出た。オーシャンブルーが出た。外からゴールドシップ、ゴールドシップ一気に来た。さらに大外を通ってルーラーシップも突っ込んできた。ここでゴールドシップが先頭、ゴールドシップが先頭。出た出た、2馬身ほど抜けた。ゴールドシップ先頭。2番手はオーシャンブルーかルーラーシップか、ゴールドシップ先頭でゴールイン。

 1着ゴールドシップ 2分31秒9、2着オーシャンブルー 1馬身1/2、3着ルーラーシップ クビ、4着エイシンフラッシュ 1馬身1/2、5着スカイディグニティ 1/2馬身。

 最後方待機からかなり強引なレース運びでゴールドシップが圧勝した。昨年のオルフェーヴルを彷彿とさせる競馬ぶりだった。もしオルフェーヴルが絶好調で出ていたとしても勝てていたかどうか判らないようなゴールドシップの勝ちっぷりだった。これで来年のゴールドシップが楽しみになってきた。またオルフェーヴルも引退をせず来年も現役を続行させるというし、ジェンティルドンナもいるし、来年の競馬が面白くなってきた。それにしてもゴールドシップといい、オーシャンブルーといい父は共にステイゴールドである。オルフェーヴルもそうだが、ステイゴールドは良い産駒を出すものだ。もっともオルフェーヴルは栗毛でゴールドシップは芦毛と見た目からして全く違うが、これは両馬とも同じ配合なのにゴールドシップは母の芦毛が遺伝したものである。これは母の父のメジロマックイーンからくるものであり、オルフェーヴルは同じように母の父がメジロマックイーンなのに母に芦毛が遺伝しなかったようである。これからはステイゴールドの産駒から目を離せなくなってきた。当然、ディープインパクトの産駒も同様だが。
EDIT  |  17:23  |  競馬(国内レース)  |  TB(0)  |  CM(0)  |  Top↑

2012.11.25 (Sun)

第32回ジャパンC

 三連休も今日になってやっと晴れた。そして東京競馬場で第32回ジャパンC(G-Ⅰ・3歳以上、芝2400m、17頭)が行われた。もう32回目になるのだな。しかし、このところ国際招待レースといいながら海外馬のメンバーが貧弱すぎてお話にならない。今年はかろうじて凱旋門賞馬ソレミア(Solemia)が出走してきたので一応はレースとしての格好がついたが、他のメンバーは2線級ばかり。ソレミアにしてもけして一線級の強豪馬ではなく、凱旋門賞は重馬場に救われたてあの一世一代の好走につながったのだと思える。こんな海外馬では日本の高速馬場には対応できないので全馬着外に終わるだろうと予想を立てた。せめてRibot以来といわれる14戦全勝で引退したFrankelが来てくれたら盛りあがったに違いない。最もFrankelは距離に疑問符がつくが・・・・・・・。

 なんだかんだといっても創設当初の頃の方が海外馬はメンバーが揃っていたな。第2回の時は当時の世界最高賞金獲得馬のJohn Henryや当時の世界最強牝馬と言われたApril Run、翌年に凱旋門賞を制することになるフランス牝馬All Alongが揃っていた。しかし勝ったのはアメリカのHalf Icedだった。でもこの頃の日本馬はヒカリデュール、カズシゲ、カツアール、トドロキヒホウあたりだし、とても太刀打ちできなかったが、その当時に比べれば日本の競走馬も強くなったものである。日本の馬が強くなったから外国馬は勝ち目がないと思っているのかも知れなく、最近は本当に来日メンバーが弱くなった。これだと招待レースの冠を外し日本馬だけでジャパンCをやればいいのではと思ってしまう。それで1番人気はフランスから帰った3冠馬オルフェーヴル、2番人気はルーラーシップ、3番人気は牝馬3冠馬ジェンティルドンナ、4番人気はフェノーメノ、5番人気はエイシンフラッシュだった。

 スタートが切られた。またもルーラーシップが立ち遅れた。Jakkalberryもやや遅れたか。それ以外ははまずまずのスタート。ビートブラックが内から行く。外からトーセンジョーダン。1、2コーナーを回ってビートブラックが先頭。2番手にトーセンジョーダン。3番手ジェンティルドンナ、その直後に凱旋門賞馬Solemia、そのあとにフェノーメノ、その外にオウケンブルースリ、さらにSri Putra、エイシンフラッシュが続いて、Mount Athosとローズキングダムが並んで行って、Red Cadeauxとオルフェーヴル、さらにルーラーシップ、ダークシャドウ、Jakkalberryにジャガーメイル、最後方にメイショウカンパという順位である。向こう正面を通過して間もなく3コーナーにかろうというところであるがハロンラップは12.8---11.0---12.0---12.3---12.1---12.1と1000m通過が1分00秒2、1200m通過は1分12秒3と、このクラスにしてはスローペースである。これだと上がりの追い比べになりそうだ。これを察知したのか先頭のビートブラックが後続を引き離しにかかった。3コーナーから4コーナーにかけて一気に8馬身、9馬身、10馬身と引き離す。オルフェーヴルも外を通って中団から好位置に上がって行く。2番手以降は固まっているが、先頭のビートブラックは第4コーナーを先頭で回る。先頭にビートブラック、2番手はトーセンジョーダン、その直後にオルフェーヴルが上がっている。内にジェンティルドンナ。先頭のビートブラックはまだ5馬身以上リード。2番手はトーセンジョーダン、外にオルフェーヴル、内からジェンティルドンナ、さらに外にフェノーメノ。あと400m、先頭ビートブラック、ビートブラック先頭。2番手にオルフェーヴル、そのインコースからジェンティルドンナも上がってくる。ビートブラックがまだ先頭だが、2番手が迫ってきた。急接近だ。迫った迫った。あと200m、ジェンテシルドンナ、外からオルフェーヴルがビートブラックをかわす。先頭はジェンティルドンナとオルフェーヴル、内にジェンティルドンナ、外にオルフェーヴルだ。馬体が合った。馬体が合った。激しい叩きあいだ。3冠馬と牝馬3冠馬の叩きあい。オルフェーヴルかジェンティルドンナか、同じ勝負服2頭が叩きあう。ジェンテイルドンナがオルフェーヴルか。3番手はちょっと離れている。ジェンテイルドンナかオルフェーヴルか。ゴール前にジェンティルドンナがちょとだけ出たか。

 1着ジェンティルドンナ 2分23秒1、2着オルフェーヴル ハナ、3着ルーラーシップ 2馬身1/2、4着ダークシャドウ アタマ、5着フェノーメノ 2馬身1/2。

 最後の直線でビートブラックを2頭で追い越すときに内のジェンティルドンナが外にふくれたので、外のオルフェーヴルに接触した模様で長い審議になったが結局は失格が出ずに到着順通り確定した。

 それにしても3歳牝馬のジェンティルドンナは強かった。あの競ると根性むき出しになるオルフェーヴルと競って一歩も引かなかった。たとえ欣量差が4キロあったとはいえ見事なものである。やはり牝馬同士の中で勝つよりも、こうして牡馬の一流どころに混ざって勝ってこその名牝である。今後の戦いぶりも興味がわく。一方オルフェーヴルは本調子にあったのかどうかだが、海外遠征からの復帰レースにしては見せ場を作ったので、まあよしとしよう。地力はメンバー中ナンバーワンであることは十分に証明できたのだから。悪い癖も見せずヤレヤレというところではないだろうか。

 ところで外国馬は予想通りいいところがどこもなかった。Solemiaは13着。これだと来年以降も外国の陣営は怖気づいて良い馬は遠征してこないのではないだろうか。それで世界の中のローカルレースになりつつあるジャパンC。もう海外馬招待などやめてしまえばと本気で考えてしまう。日本のレースの格がもっと上がればといいたいが、現状はお寒い限りである。
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