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2010.05.03 (Mon)

高槻ジャズストリート2010

 イベントのパンフレット
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 このところすっかり定着した高槻ジャズストリート。今年も今日の5月3日と明日の4日の2日間行なわれる。高槻市内の43会場に分散して、プロ、アマ含めて571ものバンド、ソロが演奏を繰り広げる。この催しもとうとう12回目を数えるというが、興行イベントではないので資金繰りには苦労しているようだ。

 そもそも高槻の街を活気付けようと始まったものらしいが、市民による市民のための手作りの祭りを謳っていて、観客、ミュージシャン、そしてボランティア、みんなが一体となって初めてこのイベントが成立するという。それで、このイベントに参加して、楽しいジャズストリートを作ろうと実行委員会の人がそのようなことを言っていた。また当日のボランティアに飛び入りで参加してもOKだという。何と殊勝なイベントなんだ。それでいて今年も熱帯JAZZ楽団やハリー・アレン・クァルテット、エド・ジョーンズ、中本マリ、セシル・モンロー・・・・・等の著名なアーティストが名を連ねている。おそらくイベント運営者の熱意に打たれて手弁当で参加しているのだろう。・・・・・今年はゆっくり聴こうかなあと思ったが、やはり雑用が多く2、3時間ほど聴いただけで立ち去った。それに暑すぎた。広いグラウンドや公園でビッグバンドの演奏をするのもいいけど、先週までとうって変わって今日のように気温が高いとちょっと参る。3月の中頃の気温から、一気に初夏のような気温まで上がってしまい、陽射しも強い炎天下では長い時間、聴いていられない。

 それでも演奏する側の皆さんは一生懸命である。小学生もいるし中学生も高校生も大学生も社会人もセミプロもプロも、上手いも下手も同じイベントで演奏するのである。あとは聴き手の問題だが、今日、市民グランドでパンフレットを見ながら訳知り顔で失礼なことを言っている初老のオッサンがいた。
「どこもあんまり知らん学校ばっかりやな。淀○工○が出てたら見るのに・・・・」だとさ。

 オッサン、それは参加している学校のバンドに失礼ではないか。暑い中を彼らは一生懸命演奏しているのだ。それに何ヶ月も前からこの日のために練習を繰り返ししているのだ。このイベントに出るからには、毎日、毎日、練習の積み上げをしているのだ。それをバカにしたような言い方で、演奏中もつまらなさそうにして、とうとう居眠りしだしたではないか。それなら最初から聴きに来るな。

 それに淀○工○なら聴くだと。判った様なことをいうな。あの高校は吹奏楽では全国トップクラスである。でもジャズとなると少し違ってくる。ジャズは40人も50人もの数で合奏する音楽ではない。ジャズのビッグバンドといっても人数は20人以内で演奏し途中にソロ演奏が入る。ソロ演奏はアドリブである。楽譜なしで、奏者の好きなようにコード進行を守った上で、自由なスタイルで演奏をするのだ。こういったスタイルの演奏は吹奏楽やマーチングバンドにはない。だから淀○工○が上手い云々の問題ではないのだ。吹奏楽とジャズはジャンルの違う音楽であって、比較することも間違っている。また淀○工○もジャズを演奏するときがあって、小生も昔、聴いたことがある。確かにいい音を出すし合奏は見事である。でもリズム感がジャズとはやや異なり、それにアドリブが上手くない。やはり吹奏楽のバンドの演奏するジャズだなあと感じた。

 このオッサンはそもそもジャズと吹奏楽の違いも判ってないのかもしれない。もっとも観に来ている人のレベルはほとんどこのオッサン程度ではあるから仕方が無いか。日頃、ジャズなど聴くこともない人ばかりが聴きにきているのだから、こんなトンチンカンなことも言うだろう。でもテレビで採り上げられたことがあるから有名だといって淀○工○のことを言っていたが、その時、演奏していた高校も関西では有数の高校生ビッグバンドなんだけどなあ。ジャズバンドは知名度が低いからしょうがないが、オッサンは淀○工○以外の高校は知らないのかもしれない。もしかすると淀○工○は吹奏楽なのに、ジャズを演奏しても上手いと思っているのかもしれない。まあ、たまにジャズも演奏するから上手いだろうけれども・・・・。でもジャズを専門に演奏している学校には及ばない。そこは餅は餅屋である。それにこの高校、難曲をそつなくこなしていて、レベルの高い演奏を見せていたが、オッサンは曲自体を知らないから欠伸をしていた。それともこのオッサン吹奏楽なら有名な曲が多いから、それらの知っている曲の演奏を聴きたかったのかな。

 まあ残念ながらジャズというのは通以外は日頃から聴かない音楽であるから皆、馴染みがないのである。当然のようにイベント化して多くの人を集めても、聴く側がこの手の音楽を判ってないから演奏が終わっても拍手はまばら。アドリブをやっていても意味が判ってないから、ただ楽器を吹いているなあと感じている程度かも・・・・。まあ、こういったズブの素人が何気なく言った言葉に腹を立ててもしょうがないが、高槻の人にジャズが浸透するのは、この先、何10年かかることやら、いや100年経っても無理だろう。だってこのイベント以外ではジャズとは無縁の街になってしまうのだから。・・・・失礼・・・・・。


 とある高校の吹奏楽部がジャズを演奏する。『A列車で行こう』『マイ・フェイヴァリット・シングス』というベタな曲を大勢の50人ほどで演奏していた。やはり指揮者付きでゆっくりした吹奏楽のような演奏になってしまう。リズムがどうしてもジャズでないのだ。
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 和太鼓が舞う。必ずしもジャズだけでも洋楽ばっかりでもないのだ・・・・・。
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