2010.12.06 (Mon)
インスタントコーヒー

なんだかこのところ毎晩、インスタントコーヒーを飲んでいる。アルコールを出来るだけ控えるように言われているから、その代わりにコーヒーを飲むようになったからなのだが・・・・・・・・・。何時も血液検査をすると肝臓が○○と言われるので仕方が無い。最近はあまりアルコールも飲まないのに、何時も検査の時言われるのは、若いときの不摂生が溜まっているからかもしれない。
そういえば20代の頃は、毎晩、飲み歩いていた。自宅に帰らないこともしばしばで、朝まで飲み屋を梯子することもよくあった。終電に乗り遅れ、仕方なくカプセルホテルに泊まり、そこでまたアルコールを飲むこともあった。二日酔いで出勤というのもご愛嬌。仕事に励んでいる間にアルコールが抜けてきて、調子が戻ると、その晩はまた飲みに行く。こんな生活を毎日、送っていたから不摂生もいいところだ。
30代になってから体力がなくなってきたので、飲みに行くのも週末ぐらいになったが、とにかく若い頃は不規則で身体にいいことは何もやっていなかった。当時はアルコール以外は勿論だが、煙草も吸っていた。吸い出すとたちまち5、6本続けて吸うチェーンスモーカーだった。
今は品行方正で寄り道しないで帰宅し、アルコールも殆ど飲まない。テレビも見ない。それは下らない番組が多すぎるからというのもあるが、テレビを見だすと何も出来なくなるからだ。テレビに生活を乱されたくない。その間、本の一冊でも読めるでしょ。他の作業が出来るでしょ。でも読書をするにも毎日の寝不足がたたっているからすぐに眠くなるのが困るのである。それでカフェインの強いインスタントコーヒーを飲むことが最近は多くなった。アルコールを飲まなくなった代わりにコーヒーをよく飲むようになったのである。
コーヒーといえば、10代の頃からよく喫茶店に入ってコーヒーを飲んでいた。喫茶店の雰囲気が好きで、よく入りびたりしていた。大学の頃は、京都中の喫茶店に片っ端から入って、煙草を吸いながら、コーヒーを飲んでいたものだ。仲間と入って延々と何時間も議論していたり、古本屋で本を数冊買い込み、コーヒーを飲みながら、読書にふけていたものだ。社会に出てからは、朝に何時もの喫茶店に入り、新聞を読みながらコーヒーとモーニングセットのトーストとゆで卵を食べて、煙草を一服してから出勤したものだ。
それが10数年前、気管をやられてから煙草をやめた。それ以来、喫茶店も行かなくなった。飲み屋も行かないなら喫茶店も行かない。何とも味気ない生活だ・・・・・・・。とはいうものスターバックス等のシアトル系のコーヒー店に行く気も起こらない。つまり煙草を吸いに喫茶店に入っていたようなものであるから、禁煙するようになって次第と喫茶店も行かなくなった。
そういう訳で、帰宅してから飲むインスタントコーヒーが楽しみの一つになってしまったのである。本当にささやかなものだが、小生、馬齢を重ねるごとにだんだんと質素な生活になっていく。でも、これでいいのだ。20代の自分とを比較すると雲泥の差ではあるが・・・・・・もうネオン街には疲れたのだ。
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