2014.11.16 (Sun)
BABYMETALを考察する
記事のタイトルを見て筆者は血迷ったのか発狂したのかと思われるかもしれない。当ブログの過去の記事を続むと判ると思うが小生は昔からアイドルに関心がないどころか、これまで莫迦にしていたからだ。1960年代中頃から洋楽を中心に聴いてきた耳には、日本の歌謡曲そのものが別の物に聴こえて違和感があった。当時、まだアイドルと言い方はなくスターと言っていたと思うが、映画俳優がいて歌手がいた。そんな時代、歌手で言うと誰に人気があったかな。御三家と言うものがいて(橋幸夫、舟木和夫、西郷輝彦)非常に人気があった。テレビやラジオ、巷でよく彼等の歌が流れていた。女性で言うと、もうベテランの域であった美空ひばりがいて、島倉千代子がいて、若かりし頃の吉永小百合がいて、その他大勢・・・・。さらに、その後はグループ・サウンズ全盛になり、その後に音楽が細分化していく過程で、それぞれの分野でスターが生まれていくのであるのだが、今でいうアイドルとは少し違う雰囲気があった。所詮は業界の人って感じで、子供心にもテレビやスクリーンの中でしか観れない人達というような感じでいた。それで何時からアイドルっていう呼び方が一般的なったのかよく判らない。何時の間にか映画スターだとか、スター歌手だとか言わなくて、もっと一般人に近い芸能人としてアイドルとして言われるようになったのではないかと思う。
さて、今から考えると小生の中で最初のアイドルらしき人は誰かと言うと天地真理ではないかと思う。これには異論もあるだろうが、小生の中ではそのように思っている。一言で言うとかつてのスターと言われるころの人に比べると、歌が抜群に上手いというのでもなく容姿も近寄りがたいほどでもなく、庶民に近い存在であるということ。つまり雲の上の上にいた人が地上に降りてきた。身近にいるようになったことで親しみがより湧いてくる。それがアイドルではないだろうか。それ以降、アイドルがどんどんと出てくる。それも一般人から生まれるようになる。『スター誕生』なんて番組もあった。そういった社会状況でアイドルが毎年のように生まれては消えていったのである。キャンディーズ、ピンクレディー、山口百恵、松田聖子、小泉今日子、中森明菜、森高千里、安室奈美恵、SPEED、浜崎あゆみ、モーニング娘、AKB48・・・・・当然、男性アイドルもいるが、ここでは女性アイドルに限らせてもらう。
小生が高校の頃に天地真理が出てきた。最初にテレビで観た時、其処らのネエチャンや・・・・って思った。それに歌も下手だった。こんなのが人気あるの???
でも人気があった。たまたま彼女が歌っているところをテレビ番組で観たら若い男どもが集団で歌っている最中に合いの手をいれる「真理チャン」と大合唱。なんなんだとその時思ったが、これがアイドルに対するファンの接し方の始まりだったのである。鉢巻きをして一斉に同じ振りで合いの手を入れる。正直、それを見て小生は世も末だと思ったのである。お前らもっと他にやることがないのかって・・・・・・。それ以来、アイドルとそれに群がるファンを莫迦にするようになった。こちらは洋楽ばかり聴いていたので、その音楽性の低い下手糞歌手に戯れる連中に嫌悪感を示すようになったのである。歌手を好きになるのもいいが、もっと本物志向になれよと若い時は日頃から感じていたものである。それ以来、キャンディーズやピンクレディー、山口百恵、松田聖子と出てきても関心がなく、ひたすら無視してきたのである。もっとも小生、社会に出て洋楽にも関心がなくなり、再び音楽を聴くようになった頃は、クラシック、ジャズといった分野を専門に聴くようになっていた。洋楽の分野ではテクノが出てマイケル・ジャクソンが出て、ハード・ロックからパンク、ヘビー・メタルが出て、ラップやレゲエ等、色々と現れたが聴くこともなく段々と関心が薄くなっていくのである。音楽のジャンルも細分化して行き、また融合することもあった。
だが歳をとり最近はJ-ポップは当然としても洋楽もほとんど興味がない。殊に昔聴いたハードロックの流れから出たヘビー・メタルと言った喧しい音楽ジャンルがある。激しいリフの上にシャウトする。聴いていてもちょっとついて行けない。メタリカだとかスレイヤーだとかたまにYou Tubeで聴いてみたりする。最近はネットでこういったものが簡単に観れるので有難くはあるのだが、それでも聴いていて好きになれないでいる。そんなある日、もう2年ほど前になるかな。You Tubeでヘビー・メタルで検索したら何とBabybetalというのが出てきたのである。赤ん坊のメタルか? と思ってクリックして聴いた。曲は『ド・キ・ド・キ☆モーニング』だった。何と3人の女の子が踊りながら歌っている。~リンリンリンおはようWake Up リンリンリン~ちょまってちょまって・・・・・何だアイドルか。重いサウンドの上に女の子の高い声でJポップ風の歌を歌っているだけだと思った。3人の両サイドで踊っている2人の子はとても小さくて、小学生に歌わせているのかと思った。だがクリック数が半端ではなかった。コメントのところには英語で書かれたコメントがぎっしりと並んでいる。これは外国人に受けたのかな・・・と不思議に思っていた。実はその時にBabymetalの存在を知ったのだが、なんだAKB48と似たような類だと思い、それ以来、無視していた。そして昨年の今頃、再びBabymetalの曲をYou Tubeで観た。それが『イジメ、ダメ、ゼッタイ』だった。この時の印象は最初の印象と少し違い、パワー・メタル風の曲で、激しい金属的リフの上に伸びのあるヴォーカルで『ド・キ・ド・キ☆モーニン』の時とは違っていた。ほう、なかなか面白いと言う印象に代わっていた。小さかった2人が大きくなっていた。
さて、今から考えると小生の中で最初のアイドルらしき人は誰かと言うと天地真理ではないかと思う。これには異論もあるだろうが、小生の中ではそのように思っている。一言で言うとかつてのスターと言われるころの人に比べると、歌が抜群に上手いというのでもなく容姿も近寄りがたいほどでもなく、庶民に近い存在であるということ。つまり雲の上の上にいた人が地上に降りてきた。身近にいるようになったことで親しみがより湧いてくる。それがアイドルではないだろうか。それ以降、アイドルがどんどんと出てくる。それも一般人から生まれるようになる。『スター誕生』なんて番組もあった。そういった社会状況でアイドルが毎年のように生まれては消えていったのである。キャンディーズ、ピンクレディー、山口百恵、松田聖子、小泉今日子、中森明菜、森高千里、安室奈美恵、SPEED、浜崎あゆみ、モーニング娘、AKB48・・・・・当然、男性アイドルもいるが、ここでは女性アイドルに限らせてもらう。
小生が高校の頃に天地真理が出てきた。最初にテレビで観た時、其処らのネエチャンや・・・・って思った。それに歌も下手だった。こんなのが人気あるの???
でも人気があった。たまたま彼女が歌っているところをテレビ番組で観たら若い男どもが集団で歌っている最中に合いの手をいれる「真理チャン」と大合唱。なんなんだとその時思ったが、これがアイドルに対するファンの接し方の始まりだったのである。鉢巻きをして一斉に同じ振りで合いの手を入れる。正直、それを見て小生は世も末だと思ったのである。お前らもっと他にやることがないのかって・・・・・・。それ以来、アイドルとそれに群がるファンを莫迦にするようになった。こちらは洋楽ばかり聴いていたので、その音楽性の低い下手糞歌手に戯れる連中に嫌悪感を示すようになったのである。歌手を好きになるのもいいが、もっと本物志向になれよと若い時は日頃から感じていたものである。それ以来、キャンディーズやピンクレディー、山口百恵、松田聖子と出てきても関心がなく、ひたすら無視してきたのである。もっとも小生、社会に出て洋楽にも関心がなくなり、再び音楽を聴くようになった頃は、クラシック、ジャズといった分野を専門に聴くようになっていた。洋楽の分野ではテクノが出てマイケル・ジャクソンが出て、ハード・ロックからパンク、ヘビー・メタルが出て、ラップやレゲエ等、色々と現れたが聴くこともなく段々と関心が薄くなっていくのである。音楽のジャンルも細分化して行き、また融合することもあった。
だが歳をとり最近はJ-ポップは当然としても洋楽もほとんど興味がない。殊に昔聴いたハードロックの流れから出たヘビー・メタルと言った喧しい音楽ジャンルがある。激しいリフの上にシャウトする。聴いていてもちょっとついて行けない。メタリカだとかスレイヤーだとかたまにYou Tubeで聴いてみたりする。最近はネットでこういったものが簡単に観れるので有難くはあるのだが、それでも聴いていて好きになれないでいる。そんなある日、もう2年ほど前になるかな。You Tubeでヘビー・メタルで検索したら何とBabybetalというのが出てきたのである。赤ん坊のメタルか? と思ってクリックして聴いた。曲は『ド・キ・ド・キ☆モーニング』だった。何と3人の女の子が踊りながら歌っている。~リンリンリンおはようWake Up リンリンリン~ちょまってちょまって・・・・・何だアイドルか。重いサウンドの上に女の子の高い声でJポップ風の歌を歌っているだけだと思った。3人の両サイドで踊っている2人の子はとても小さくて、小学生に歌わせているのかと思った。だがクリック数が半端ではなかった。コメントのところには英語で書かれたコメントがぎっしりと並んでいる。これは外国人に受けたのかな・・・と不思議に思っていた。実はその時にBabymetalの存在を知ったのだが、なんだAKB48と似たような類だと思い、それ以来、無視していた。そして昨年の今頃、再びBabymetalの曲をYou Tubeで観た。それが『イジメ、ダメ、ゼッタイ』だった。この時の印象は最初の印象と少し違い、パワー・メタル風の曲で、激しい金属的リフの上に伸びのあるヴォーカルで『ド・キ・ド・キ☆モーニン』の時とは違っていた。ほう、なかなか面白いと言う印象に代わっていた。小さかった2人が大きくなっていた。
2014.11.16 (Sun)
紅葉には早すぎて
そろそろ紅葉が見頃なんて観光案内に表記してあるのを見るとホントと思いながらも行ってみたくなる。そもそも自宅から近い山々では紅葉が少し色付き始めたかなと言う段階なのに疑いながらも観光案内に騙されていってしまった。行った先は東福寺。京都では有名な紅葉の名所だ。でも、まだ紅葉には早いだろうと思ってはいたが、どれほど色づいているのか見にいったという訳だ。東福寺なら京都駅からどうせ一駅だし、近いからまあいいかといった感じかな。
それにしても電車は人でいっぱいだ。JRの奈良行きの普通電車。日本人も多いが、外国人も大勢乗っている。以前に書いたと思うが外国人は伏見稲荷大社に行くのだろう。でも日本人もそうなのかと勘ぐっていたのだが、京都駅から一つ目の東福寺駅で日本人は大半が降りた。そうか紅葉で有名な東福寺にみんな行くのだなと思った。それで境内へ入ったのだが・・・・・・・。まだ紅葉には早すぎたかな、予想通りではあったが。ところでこの東福寺。1236年から19年をかけて大伽藍が出来上がった臨済宗の大寺院であった。奈良の東大寺と興福寺から、それぞれ東と福の文字を頂いて東福寺と名付けられたほどだから、どれほど巨大な寺院だったか想像できるというものだ。それが明治維新の廃仏毀釈によってかなりの部分が取り壊されたから寺院の規模は縮小したのである。でも現在でも広大な境内をとどめていて、殊に通天橋から眺める紅葉は京都でも屈指のものであるとされている。
さて、まだ紅葉には中途半端なのだが、それでも観光客が大勢来ている。とくに中国人が多い。最近は何処に行っても中国人が多くて呆れかえるが、ここも例外ではなかった。ただ二週間ほど来るのが早かったかな。今、京都で紅葉が最も進んでいるのは鞍馬や神護寺といった山の中にあるところかなとは思うが、京都市街地周辺ではまだ紅葉が進んでいない。やっぱり11月下旬まで待たないといけないみたいだ。
通天橋からみんな写真を撮っている。これが紅葉最盛期になると人でぎっしり埋まってしまう。




正直なところ見ごろなんてとんでもない。ようやく淡い赤色になりかけたかなっていうところだろう。やはりガセネタだった。

それにしても電車は人でいっぱいだ。JRの奈良行きの普通電車。日本人も多いが、外国人も大勢乗っている。以前に書いたと思うが外国人は伏見稲荷大社に行くのだろう。でも日本人もそうなのかと勘ぐっていたのだが、京都駅から一つ目の東福寺駅で日本人は大半が降りた。そうか紅葉で有名な東福寺にみんな行くのだなと思った。それで境内へ入ったのだが・・・・・・・。まだ紅葉には早すぎたかな、予想通りではあったが。ところでこの東福寺。1236年から19年をかけて大伽藍が出来上がった臨済宗の大寺院であった。奈良の東大寺と興福寺から、それぞれ東と福の文字を頂いて東福寺と名付けられたほどだから、どれほど巨大な寺院だったか想像できるというものだ。それが明治維新の廃仏毀釈によってかなりの部分が取り壊されたから寺院の規模は縮小したのである。でも現在でも広大な境内をとどめていて、殊に通天橋から眺める紅葉は京都でも屈指のものであるとされている。
さて、まだ紅葉には中途半端なのだが、それでも観光客が大勢来ている。とくに中国人が多い。最近は何処に行っても中国人が多くて呆れかえるが、ここも例外ではなかった。ただ二週間ほど来るのが早かったかな。今、京都で紅葉が最も進んでいるのは鞍馬や神護寺といった山の中にあるところかなとは思うが、京都市街地周辺ではまだ紅葉が進んでいない。やっぱり11月下旬まで待たないといけないみたいだ。
通天橋からみんな写真を撮っている。これが紅葉最盛期になると人でぎっしり埋まってしまう。




正直なところ見ごろなんてとんでもない。ようやく淡い赤色になりかけたかなっていうところだろう。やはりガセネタだった。

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