2009.02.03 (Tue)
巻き寿司を食べる

仕事の帰りにスーパーマーケットによってみると、ワゴンの上に堆く巻き寿司が陳列してあった。そういえば今日は節分である。元来は豆まきの日であるが、最近は恵方巻きとかいって太巻きの巻き寿司をその年の恵方に向ってまるかじりするという習慣が、この4、5年ですっかり定着してしまった感がある。その習慣は大阪で始まったものとされているが、そんな習慣、私が知ったのも20年ほど前のことで、その前から大阪で行なわれていたなどとは全く知らなかった。ということは大阪のごく限られた地域のみで行なわれていた慣習なのかもしれない・・・・。つまりお隣の京都でも、つい20年ほど前までは、知らない人が多かったのだから、全国的に恵方巻きという慣わしが、これだけ短い年月で広まったのには驚かされる。
その恵方巻きを流行らせた人達は大阪の海苔問屋だとする説が根強いが、1970年代に色々な試みを持ち、一般に知れ渡る事となり、平成元年にコンビニで大々的に巻き寿司を売るようになり、全国的に拡がっていったというのが定説のようである。
でもどちらかというと、豆を食べるよりも巻き寿司を食べるほうが、腹も膨れるから、家庭の主婦にとっては都合がよく、晩御飯を作る暇が省け、太巻き寿司を何本か買ってきて、食べさせれば後片付けも簡単なので有り難いことである。こういった理由で日本中に広まったのではないにしろ、この日ばかりは炊事を休める日として、主婦にとっては崇められているのかもしれない。
結局、私も巻き寿司を買って帰り、焼酎を飲みながら鉄火巻き、ネギトロ巻き、納豆巻きの三本を食べた。ただカッパ巻きを買うはずのところを、間違って嫌いな納豆巻きを買ってしまうなど、ミスも犯したが、焼酎のつまみにちょうどよく、腹も適度に膨れ眠くなってしまった。・・・・ということで今日はここらでお終いにするとしよう。・・・・・何! 恵方巻きは太巻きを食べなくてはならないだって・・・・そんなもの知らん。拙者は細巻きの方が好きなだけだ・・・・・。
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