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2009.02.08 (Sun)

共同通信杯

 今日は東京で共同通信杯、京都でシルクロードSと東西で2つの重賞が行なわれたが、これだけ重賞が多いと全てのレースの記事を書く訳にもいかないので、個人的にどうでもいいようなレースの詳細は省くことにする。したがって今日は3歳クラシックレースを占う意味でも重要な共同通信杯だけを記事にしてみた。

 トキノミノル記念という副タイトルの付いている共同通信杯(GⅢ・3歳、芝1800m、15頭)が、東京競馬場で行なわれた。1番人気はブレイクランアウト、2番人気はトーセンジョーダン、3番人気はプロスアンドコンズという順で、絶好の馬場コンディションの中、スタートが切られた。

 ゲートが開くやフレンドケントがポーンと飛び出した。2番手にシングンレジェンド、3番手にトーセンジョーダン、その外にヒシポジション、その後にカノンコートとショウナンアルディ、そしてマイネルクラリティ、マッハヴェロシティ、そしてインコースに武豊騎乗のブレイクランアウトが続き、ダイワプリベール、プロスアンドコンズ、トップカミング、シェーンヴァルトと続き、シゲルエボシダケ、メイショウパルマが最後方から追走する。スタートからのハロンタイムは12.4---11.5---11.7---12.2---12.6と1000m通過が1分00秒4と遅めである。

 馬群が3コーナーにかかる辺りでヒシポジションがズルズルと後退した。どうやら故障発生のようである。アクシデントはあったが、レースは間もなく4コーナーに向う。この付近で前を行っている2頭と後ろの集団とは5、6馬身の差がついている。この差を保っていよいよ直線に入る。先頭はフレンドケントとシングンレジェンド。あと400m。ブレイクランアウトは上手く内をついて伸びてくる。先頭はまだフレンドケント、馬場の真ん中をついてマッハヴェロシティがやって来る。内からはブレイクランアウトも勢い良い。あと200m、ここでブレイクランアウトが出た。完全に先頭に立った。マッハヴェロシティの内側からトーセンジョーダンも伸びて来る。しかし、ブレイクランアウトは2馬身ほど抜けている。2番手争いはトーセンジョーダンとインコースから迫ってきたトップカミングに絞られたが、トーセンジョーダンが僅かに出ている。でも1着はブレイクランアウト・・・・・・。

 1着ブレイクランアウト 1分47秒3、2着トーセンジョーダン 1馬身3/4、3着トップカミング 1/2、4着マッハヴェロシティ 1/2、5着シェーンヴァルト 1馬身3/4。

 ブレイクランアウトの勝ち時計1分47秒3も上がり33秒6(推定)は立派。ディープインパクト級というのは無理があるが、3歳馬として、この時期でこの時計で、あの勝ち方をされるとダービー候補誕生かと騒ぎ立てられるかもしれない。でも前走も前々走も惜敗しているブレイクランアウトである。今回は上手く展開がはまったとも思われるし、次走も同様の走りが出来るかどうかが問題である。でも素質馬であるころに異論はないだろう。しかし、残念なことにアメリカ産馬である。内国産馬ならなあ・・・・・と悔やんでも仕方がないが・・・・。
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