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2014.06.29 (Sun)

第55回宝塚記念

 蒸し暑い今日、阪神競馬場で第55回宝塚記念(G-Ⅰ・3歳以上、芝2200m、12頭)が行われた。春競馬の総決算だが、3歳馬はほとんど出ないので春の天皇賞の再戦ぽいが、距離が1000m違うので最近はメンバーが多少違っている。今年は3月のドバイで結果を残したジェンティルドンナや牝馬のメイショウマンボ、デニムアンドルビー、ヴィルシーナが出走してきて面白くなった。人気はゴールドシップ、ウインバリアシオン、ジェンティルドンナ、メイショウマンボ、ホッコーブレーヴの順であった。1番人気に支持されたゴールドシップであるが、実力のほどは皆が認めるところであるが、この馬も走ってみないと判らない。前回の天皇賞で見事に出遅れてしまい良いところが出なかった。果たして今回は・・・・。
 スタートするやゴールドシップはあまりスタートは良くなかったが、そこから行き脚がついて好意位置についた。先頭はヴィルシーナ、2番手にフェイムゲーム、その後ろにカレンミロティック、デニムアンドルビーがつけて、その直後の5番手にゴールドシップである。さらにジェンティルドンナがそれをマークするように追走。2番人気のウインバリアシオンはシンガリから2番手の位置。ペースは1000mが1分02秒4というからスローペースだ。先頭から後方まであまり差はない。阪神の内回りコースなので直線は長くない。4コーナーを回ってゴールドシップが動く。馬場は幾分か渋くて上がりの競馬になってしまった。先頭に立ったカレンミロティックが粘り込もうとするが、ゴールドシップは直線半ばであっさりと抜け出した。今日は強い。ここから引き離して余裕でゴールイン。

 1着ゴールドシップ 2分13秒9、2着カレンミロティック 3馬身、3着ヴィルシーナ 1馬身1/4、4着ヒットザターゲット クビ、5着デニムアンドルビー ハナ。

 ゴールドシップのすぐ後ろについていたジェンティルドンナはどうしたのか。直線で全く伸びなかった。敗因が判らない。ウインバリアシオンは後ろについていたので届かなかったか。カレンミロティックにしろヴィルシーナにしろ前に行って残った馬なので、展開としては前につけた方が有利だったともいえるが、ゴールドシップだけは脚色が違っていた。なんという馬だ。動かないときは押しても押しても動かないし、前走は大きく出遅れるし、勝つときは本当に強いし、立派にオルフェーヴルの後を継いでいる。しかし問題はこれからだ。この先も安定した成績が残せるかどうか。こればかりは馬のやる気の問題だけかな・・・・。スタートしてみないと判らない。まるで昔のエリモジョージだ。
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