2008.10.25 (Sat)
京阪中之島線
この前の日曜日(10月19日)に京阪電鉄中之島線が開通した。そこで鉄道マニアでもある小生はさっそく開通した天満橋~中之島間を乗ってきた。それで京阪電鉄というのは、関西以外の人には判りにくいと思うので、簡単な説明をしておくとする。
関西には近鉄、阪急、阪神、南海、京阪という大手私鉄があるが、京阪というのは名前のとおり大阪と京都間を走っている私鉄である。でも大阪と京都間というと阪急も同様に路線がある。でも淀川水系の右岸を走っている阪急に対して、京阪は淀川水系の左岸を走っているので競合することは無い。それに落ち着いた色合いと上品な雰囲気な阪急に対して、派手な色合いと庶民の町・北河内を貫く京阪とでは会社に対するイメージも違っている。でも目新しいことを何かとやってしまうのが京阪で、時々、この電車に乗ると面白い発見があるのでユニークな鉄道会社という印象を小生は持っている。
たとえば昭和29年に本放送が始まって間もないテレビを設置した電車を走らせたり、昭和39年に日本で初の駅冷房(地下の淀屋橋駅)に踏み切ったり、5ドア車両を走らせて見たり、とにかくアイデアに富んでいる。こんな調子で京阪が色んなことを試みるので、他の関西の私鉄も負けじとアイデアを働かせ、お互い切磋琢磨して発展し、それで今日の関西の私鉄を築き上げてきたのである。
一般的に京阪というのは大阪の淀屋橋から京都の出町柳の間を走っている路線であるが、この前に開通した路線というのは、大阪の天満橋から数えて、なにわ橋、大江橋、渡辺橋、中之島という4駅間、たった2.9kmである。だから小生にとっては今後とも乗ることも無いだろうし、開通したところで何の恩恵も受けないが、京阪沿線の人にとっては中之島西部地区への乗り入れは歓迎すべきことかもしれない。でも何故、この路線を京阪が開通させたかという本当の意味は、おそらく将来的に、西九条までの延伸と、その後のUSJのある桜島、さらには舞洲、夢洲への延伸を視野に入れているということだろう。来年には阪神と近鉄が総合乗り入れして奈良~神戸間の直通電車が走ることになりそうなので、京阪も何れ大阪西部への路線延長を考えているものと思われるからである。しかし、どちらにしても、その頃には小生は、この世にはいないとは思うが・・・・・。
さてさて、京阪電車というと特急がマンダリン・オレンジとカーマイン・レッドのツートンカラーで、一般車両がライトグリーンとダークグリーンのツートンカラーであったが、今回の新線開通にあわして、徐々に新しいカラーに塗り替えていくという。だから今回の中之島線開通で京阪のカラーも変っていきそうである。
中之島駅は玉江橋付近にある。この写真は堂島川に架かる玉江橋と、福島、堂島付近を望んだ風景である。
中之島駅にはリーガ・ロイヤル・ホテルと大阪国際会議場が隣接している。
中之島駅への入り口。木材を多めに使用していてなかなかシックである。
地下駅への階段。
京阪の6000番型車両。ライトグリーンとダークグリーンのツートンカラーというと京阪のトレードマークだが、何れ塗り替えられる運命にあるようだ。
新型の3000番型車両。エレガントブルー、スマートシルバー、アーバンホワイトに塗られているが、徐々にこの配色が一般化するのだろう。
京阪の5000番型車両。この車両は日本最初に登場した5ドア車両である。
通勤時のラッシュ用ドアである。昼間は扉が開かずシートが倒されている。
5000番型車両の内部。平常時は3ドアである。それでは、この電車に乗って出発~
疾走する京阪電車。見納めのツートンカラーで走っています。
関西には近鉄、阪急、阪神、南海、京阪という大手私鉄があるが、京阪というのは名前のとおり大阪と京都間を走っている私鉄である。でも大阪と京都間というと阪急も同様に路線がある。でも淀川水系の右岸を走っている阪急に対して、京阪は淀川水系の左岸を走っているので競合することは無い。それに落ち着いた色合いと上品な雰囲気な阪急に対して、派手な色合いと庶民の町・北河内を貫く京阪とでは会社に対するイメージも違っている。でも目新しいことを何かとやってしまうのが京阪で、時々、この電車に乗ると面白い発見があるのでユニークな鉄道会社という印象を小生は持っている。
たとえば昭和29年に本放送が始まって間もないテレビを設置した電車を走らせたり、昭和39年に日本で初の駅冷房(地下の淀屋橋駅)に踏み切ったり、5ドア車両を走らせて見たり、とにかくアイデアに富んでいる。こんな調子で京阪が色んなことを試みるので、他の関西の私鉄も負けじとアイデアを働かせ、お互い切磋琢磨して発展し、それで今日の関西の私鉄を築き上げてきたのである。
一般的に京阪というのは大阪の淀屋橋から京都の出町柳の間を走っている路線であるが、この前に開通した路線というのは、大阪の天満橋から数えて、なにわ橋、大江橋、渡辺橋、中之島という4駅間、たった2.9kmである。だから小生にとっては今後とも乗ることも無いだろうし、開通したところで何の恩恵も受けないが、京阪沿線の人にとっては中之島西部地区への乗り入れは歓迎すべきことかもしれない。でも何故、この路線を京阪が開通させたかという本当の意味は、おそらく将来的に、西九条までの延伸と、その後のUSJのある桜島、さらには舞洲、夢洲への延伸を視野に入れているということだろう。来年には阪神と近鉄が総合乗り入れして奈良~神戸間の直通電車が走ることになりそうなので、京阪も何れ大阪西部への路線延長を考えているものと思われるからである。しかし、どちらにしても、その頃には小生は、この世にはいないとは思うが・・・・・。
さてさて、京阪電車というと特急がマンダリン・オレンジとカーマイン・レッドのツートンカラーで、一般車両がライトグリーンとダークグリーンのツートンカラーであったが、今回の新線開通にあわして、徐々に新しいカラーに塗り替えていくという。だから今回の中之島線開通で京阪のカラーも変っていきそうである。
中之島駅は玉江橋付近にある。この写真は堂島川に架かる玉江橋と、福島、堂島付近を望んだ風景である。
中之島駅にはリーガ・ロイヤル・ホテルと大阪国際会議場が隣接している。
中之島駅への入り口。木材を多めに使用していてなかなかシックである。
地下駅への階段。
京阪の6000番型車両。ライトグリーンとダークグリーンのツートンカラーというと京阪のトレードマークだが、何れ塗り替えられる運命にあるようだ。
新型の3000番型車両。エレガントブルー、スマートシルバー、アーバンホワイトに塗られているが、徐々にこの配色が一般化するのだろう。
京阪の5000番型車両。この車両は日本最初に登場した5ドア車両である。
通勤時のラッシュ用ドアである。昼間は扉が開かずシートが倒されている。
5000番型車両の内部。平常時は3ドアである。それでは、この電車に乗って出発~
疾走する京阪電車。見納めのツートンカラーで走っています。
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