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2008.11.09 (Sun)

元町イースト・ジャズ・ピクニック2008

 今日、野暮用で久しぶりに神戸に行ったら、元町界隈で
元町イースト・ジャズ・ピクニック2008というイベントが催されていて、思わず足を止めて観てしまった。

 神戸というのは、日本におけるジャズ発祥の地として知られているが、それは1923年4月、井田一郎とラフィング・スターズというプロのジャズ・バンドにより本格的に演奏会が行なわれたのが始まりだとされている。そんな神戸だから、昭和の初期からジャズ・ファンが多いという。戦中は対戦国の音楽として演奏することも聴くことも禁じられていたが、戦後はジャズ文化が花開き、とくに学生達、若者がジャズに夢中になったといわれている。だから大学生を中心にビッグ・バンドが多く結成されたという伝統の土地柄であり、それが今では高校生どころか、中学生のビッグ・バンドまで誕生している。

 そして、この元町イースト・ジャズ・ピクニックは、兵庫県の中高生(大阪の高校が1校加わる)を中心に元町周辺の4ヶ所の会場で演奏会を開くというもので、開催の名誉実行委員があの日野てる正(てるという漢字が変換されないのでご了承ください)である。

 この催しは今年で6回目ということで、昨日と今日の2日間、行われていた模様で、私はちょうど元町の南京町で、大阪からただ1校参加している某大学の附属高校の演奏に出くわした。しかし、よく考えてみたら、この高校、5月の御堂筋オープン・フェスタという催しでも、演奏を聴いたぞ(当ブログ、8月31日の記事を参照)。あの時は確か彼らが、私服を着て演奏していたので判らなかったが、よく見ていたら見覚えの或る子もいた。でも、半年たってみると、さらに女生徒が増えていた。いったい男は何やっているのだ。ジャズというのは、男性的な音楽だと思っていたのに・・・・・・。どうも映画『スウィング・ガールズ』の影響が大きいのかもしれないが、この兵庫県といえば、高砂高校という全員が女生徒というビッグ・バンドが全国的に有名で、映画よりも30年近く前から、女生徒だけのジャズ・バンドが存在している。つまり、今時、女生徒のジャズ・バンドも珍しいことでは、ないのかもしれない。

 結局、中学生のバンドも含めて幾つか聴いたが、私はスモール・コンボは聴きなれているが、ビッグ・バンド・ジャズは素人に近いものがある。だからどの程度のレベルの演奏をしているのか評価は出来ないが、思っていた以上に演奏は上手いと思った。ただ、曲の選択であるが、街頭でジャズに興味の無い人の前で演奏するのなら、もっとスタンダード曲を演奏曲目に入れた方がよかったのでは・・・・。『Apple Honey』(ウッディ・ハーマンのナンバー)なんて曲、ジャズ通じゃないと誰も知らないと思うけど・・・。それにフュージョンやヒップホップ系、ラテン系の曲をジャズで演奏するのもいいけど、どうもテクニックに走りすぎているような感じがする。

 要するに私の中高生の頃の吹奏楽部の連中に比べると、彼らは遥かに演奏は上手い。だから誰でも知っている曲は演奏したくないというのは判るが、子供やお母さんやお婆ちゃん、お爺さんも、神戸に修学楽旅行で来ている田舎の中高生も聴いているのだから、もっとみんなが知っている曲を演奏すれば、もっと盛り上がったのではないかと思うが・・・・・・・。でも今時の中高生は、本当に演奏が上手い。私の中学生の頃には、ジャズを演奏する奴なんて皆目いなかった。時代も進んだものである。


 この高校は、男女共学だがメンバーの大半が女生徒であった。それも女生徒は全員が1年生というから、男生徒は何をやっているのかと思ってしまう。『チュニジアの夜』を演奏していたが・・・・・聴き慣れたコンボの演奏とは、だいぶ雰囲気が違っていた。
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 ※要クリック
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 ※要クリック
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