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2009.10.03 (Sat)

ビルの街にガオー

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 先日、神戸の新長田駅前で高さが18mの鉄人28号を製作していると当ブログ上で紹介したと思うが、とうとう完成したので、またまた現地まで足を運んできた。

 鉄人28号とは、昭和31年(1956年)~昭和41年(1966年)まで月刊誌『少年』に掲載されていた横山光輝の漫画である。それで、この漫画を読んで育ったのが我々の世代ということになるが、一般的には昭和38年(1963年)にアニメ化され、暫くテレビで放送され『鉄腕アトム』と共に、日本の連続アニメ・ドラマの草分けとなった(その前には実写版もあったが)。その後、何度かリメイクもされ、若い人はリメイク版で『鉄人28号』を知ったようである。

 そもそも第二次世界大戦の日本の秘密兵器として製造されていたロボット鉄人28号であるが、完成したのが戦後のことである。リモートコントローラーで動き、ジェット噴射で空を飛ぶ。まさに鉄人ロボットである。開発に当ったのが金田博士や敷島博士であり、その後、完成した暁には金田博士の息子である金田正太郎少年が操縦していた。しかし、悪者にリモコンを奪われ、時には鉄人が敵となるなど、今となっては勧善懲悪のストーリーで古臭くもある。でも当時の子供にとっては、『鉄腕アトム』と並んでロボット物に夢を託すきっかけとなった漫画であった。

 その鉄人28号の等身大といわれるモニュメントが、このほどJR新長田駅前の若松公園に完成して、明日、完成セレモニーが行なわれる。1995年の阪神淡路大震災で焼け野原となった長田の街の復興のシンボルとして、計画され製作されたという。原作者の横山光輝は既に故人であり、この鉄人28号の勇姿を見ることもないが、もし生きていたとしたら故郷・神戸の街に立つ鉄人28号の原寸大モニュメントに感激したのではないだろうか。

 それでは鉄人28号をとくとご覧。

 (この写真のみ、クリックすると拡大します)
s-P1010858.jpg

 横から見たところ、足元はまだ整地中である。ショベルと大きさを比較すると面白い。重さは50t。
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 やや後ろから撮ってみた。
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 ジェット噴射だ。
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 頭が意外と小さく、子供の頃に見たアニメよりも現代的な顔と体型をしている。
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 昭和38年から放送されたアニメ版『鉄人28号』のオープニングと主題歌。グリコ、グリコ、グリコなんて懐かしい。

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