2009.10.05 (Mon)
第88回凱旋門賞
現地時間の4日、第88回凱旋門賞(Prix de L'Arc de Triomphe、GⅠ・3歳以上、2400m、19頭)が行なわれたので、その詳細を記事にしてみることにする。
10月の第1週の日曜日、ヨーロッパ競馬の総決算、凱旋門賞がパリのロンシャン競馬場で行なわれた。今年はイギリスの2000ギニー、ダービーを20年ぶりに制覇し、もしセントレジャーをも勝てばニジンスキー以来39年ぶりのイギリス3冠馬が誕生したかもしれないのに、セントレジャーには出てこなかった。それで満を持して凱旋門賞へ出走してきたシーザスターズ。これまで7連勝でGⅠ5連勝。圧倒的1番人気で、早くも21世紀最強馬の声があがっている。それでレースが始まったが・・・・。
スタートが切られた。長いロンシャンのバックストレート、シーザスターズは意外にも好スタート。だがクビを上げてかかっている。マイケル・キネーンがなだめていてインコースに馬を入れた模様。セットセイル、グランデュカルの2頭が前を行く。この2頭はオブライエン勢のペースメーカーである。セットセイルが5馬身リード、2番手にグランドデュカル。3番手にスタセリタ、ダルレミとキャヴァルリーマンが並んで4番手。そしてヴィジョンデタ、さらにフェイムアンドグローリーがいて、ベーシュタイムと続き、その外にザボグベリー、注目のシーザスターズはインコースの9番手から10番手の位置。その外にコンデュイットという順で前半が終わり、早くもフォルスストレートに向おうというところであるが、前の2頭が大きくリード。これは馬群が固まるヨーロッパの競馬では珍しい。まるで日本の競馬のような展開である。セットセイルが先頭で5馬身遅れてグランドデュカルが2番手。さらに10馬身ほど離れて集団が続くが、その馬群の先頭にいるのがスタセリタである。ダルレミ、キャヴァルリーマン、タンガスピード、ベーシュタイム、フェイムアンドグローリーと続き、相変わらずシーザスターズはインコースの9番手から10番手といったところ。前の2頭が大きく後続を引き離していよいよロンシャンの直線コースには入ろうというところ。
後方集団が前の2頭に襲い掛かる。前の2頭が馬群に呑み込まれようとしている。あと400m、各馬仕掛けに入る。シーザスターズも上がって行く。あと300m、ここでスタセリタが先頭に出た。スタセリタ先頭。キャバルリーマンがいて、インコースからシーザスターズが伸びてきた。シーザスターズが動いた。あと200m、ここでシーザスターズがスタセリタをかわして一気に先頭に踊り出た。シーザスターズ、シーザスターズ。シーザスターズ先頭、シーザスターズ先頭。あと100m、シーザスターズ3馬身リード。ユームザイン、コンデュイット、キャバルリーマンが激しい2着争い。先頭はシーザスターズ、シーザスターズが先頭。シーザスターズ完勝。
1着 Sea the Stars 2分26秒30、2着 Youmzain 2馬身、3着 Cavalryman アタマ、4着 Conduit アタマ、5着 Dar Re Mi 1馬身。
シーザスターズは強かった。初コースも関係なく完勝した。願わくばセントレジャーに出走して英3冠馬として凱旋門賞にも勝つという史上初の離れ業を期待したのだが、しょうがないか・・・・。
でも英国の2000ギニー、ダービーを勝った2冠馬が凱旋門賞をも制することは初の快挙なのだ。これで凱旋門賞の勝利により、近年最強の名馬と評価が高まっていて、早くもシーバード、リボーと比肩する史上に残る名馬だと称する人もいる。でも勝ちっぷりからいって、何馬身もぶっちぎるリボーやシーバード、ミルリーフに比べると地味であるといって、そこまで評価できないという人もいる。ところで今後、どうするのだろうか・・・・・・。このまま引退の可能性が強いが、ブリダーズCにでも出て勝つようだと、おそらく100年に一度の名馬の声も出てきそうだが、ちょっと大袈裟かな。何れにせよ、最近では1番強いヨーロッパ馬かもしれない。
第88回凱旋門賞。黄色の騎手服で紫色の帽子、帽子のアタマに黄色の星マークの馬にご注目。オレンジの騎手服はスタセリタである。
10月の第1週の日曜日、ヨーロッパ競馬の総決算、凱旋門賞がパリのロンシャン競馬場で行なわれた。今年はイギリスの2000ギニー、ダービーを20年ぶりに制覇し、もしセントレジャーをも勝てばニジンスキー以来39年ぶりのイギリス3冠馬が誕生したかもしれないのに、セントレジャーには出てこなかった。それで満を持して凱旋門賞へ出走してきたシーザスターズ。これまで7連勝でGⅠ5連勝。圧倒的1番人気で、早くも21世紀最強馬の声があがっている。それでレースが始まったが・・・・。
スタートが切られた。長いロンシャンのバックストレート、シーザスターズは意外にも好スタート。だがクビを上げてかかっている。マイケル・キネーンがなだめていてインコースに馬を入れた模様。セットセイル、グランデュカルの2頭が前を行く。この2頭はオブライエン勢のペースメーカーである。セットセイルが5馬身リード、2番手にグランドデュカル。3番手にスタセリタ、ダルレミとキャヴァルリーマンが並んで4番手。そしてヴィジョンデタ、さらにフェイムアンドグローリーがいて、ベーシュタイムと続き、その外にザボグベリー、注目のシーザスターズはインコースの9番手から10番手の位置。その外にコンデュイットという順で前半が終わり、早くもフォルスストレートに向おうというところであるが、前の2頭が大きくリード。これは馬群が固まるヨーロッパの競馬では珍しい。まるで日本の競馬のような展開である。セットセイルが先頭で5馬身遅れてグランドデュカルが2番手。さらに10馬身ほど離れて集団が続くが、その馬群の先頭にいるのがスタセリタである。ダルレミ、キャヴァルリーマン、タンガスピード、ベーシュタイム、フェイムアンドグローリーと続き、相変わらずシーザスターズはインコースの9番手から10番手といったところ。前の2頭が大きく後続を引き離していよいよロンシャンの直線コースには入ろうというところ。
後方集団が前の2頭に襲い掛かる。前の2頭が馬群に呑み込まれようとしている。あと400m、各馬仕掛けに入る。シーザスターズも上がって行く。あと300m、ここでスタセリタが先頭に出た。スタセリタ先頭。キャバルリーマンがいて、インコースからシーザスターズが伸びてきた。シーザスターズが動いた。あと200m、ここでシーザスターズがスタセリタをかわして一気に先頭に踊り出た。シーザスターズ、シーザスターズ。シーザスターズ先頭、シーザスターズ先頭。あと100m、シーザスターズ3馬身リード。ユームザイン、コンデュイット、キャバルリーマンが激しい2着争い。先頭はシーザスターズ、シーザスターズが先頭。シーザスターズ完勝。
1着 Sea the Stars 2分26秒30、2着 Youmzain 2馬身、3着 Cavalryman アタマ、4着 Conduit アタマ、5着 Dar Re Mi 1馬身。
シーザスターズは強かった。初コースも関係なく完勝した。願わくばセントレジャーに出走して英3冠馬として凱旋門賞にも勝つという史上初の離れ業を期待したのだが、しょうがないか・・・・。
でも英国の2000ギニー、ダービーを勝った2冠馬が凱旋門賞をも制することは初の快挙なのだ。これで凱旋門賞の勝利により、近年最強の名馬と評価が高まっていて、早くもシーバード、リボーと比肩する史上に残る名馬だと称する人もいる。でも勝ちっぷりからいって、何馬身もぶっちぎるリボーやシーバード、ミルリーフに比べると地味であるといって、そこまで評価できないという人もいる。ところで今後、どうするのだろうか・・・・・・。このまま引退の可能性が強いが、ブリダーズCにでも出て勝つようだと、おそらく100年に一度の名馬の声も出てきそうだが、ちょっと大袈裟かな。何れにせよ、最近では1番強いヨーロッパ馬かもしれない。
第88回凱旋門賞。黄色の騎手服で紫色の帽子、帽子のアタマに黄色の星マークの馬にご注目。オレンジの騎手服はスタセリタである。
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