2010.01.16 (Sat)
映画『ポーラー・エクスプレス』を観る
『ポーラー・エクスプレス』2004年製作、アメリカ映画
監督 ロバート・ゼメキス
声の出演 トム・ハンクス
ノーナ・ゲイ
ピーター・スコラーリ
エディ・ディーゼン
マイケル・ジェッター
チャールズ・フライシャー
【あらすじ】クリスマス・イヴの夜、クリスマスもサンタの存在も信じないという少年がベッドに入って寝ようとする。時刻は深夜の11時55分。すると地響きをたてて銀世界の中を蒸気機関車が牽く列車が突然、少年の家の前に現れた。列車の名前は『ポーラー・エクスプレス』である。車掌が出てきて「君はサンタクロースもクリスマスも信じてないから乗るように」と促がす。でも少年はなかなか決心がつかない。唖然とする少年であったが、ポーラー・エクスプレスが動き出すと意を決したように飛び乗るのである。列車の中には大勢の子供達が乗っていた。こうして列車『ポーラー・エクスプレス』は北極点を目指す。
全編CGを駆使したファンタジー・アニメ。『ジュマンジ』などでも知られるクリス・ヴァン・オールズバーグ原作の絵本『急行北極号』の映画化である。アニメを題材に私がブログに書くこと自体、驚かれるかもしれない。確かに私はアニメが大の苦手である。私の子供の頃からディズニーや東映動画等のアニメはあったが何時しかアニメなど観なくなった。所詮、子供向きと考えているからかもしらないが、やはりいい歳した男が必死になって観るものかなあとは思う。でもファンタジー作品なら、実写版で撮りにくいというところはあるだろうから、CGを使わざるを得ないのかもしれない。
このアニメはトム・ハンクスが1人5役で声の出演をしていて話題になったのであり、また製作総指揮もトム・ハンクスが兼ねている。つまり、それほどまでしてトム・ハンクスが映画化したかった作品なのではないだろうか。主人公の少年はクリスマスもサンタクロースも信じてない。まあ、これは何処の子供でもいえることだが、幼い時はサンタクロースがクリスマスにプレゼントを持って、枕元に置いていくことを信じていても、ある年齢から懐疑的になってしまう。歳をとる、成長する、物事が判ってくる。こうなると現実と非現実が見えてきて、結局、夢から醒めてしまう。これこそ子供から大人へ成長していく過程で誰でも体験する目覚めのようなものかもしれないが、この映画はクリスマスもサンタクロースも信じない子は、もっと心を純にして信じればきっといいことがあると訴えかけている。所謂、子供向きの絵本から出てきた話なので、大人が観ると陳腐なストーリーの展開でしかないが、今時の擦れた子供達には観て欲しいと思えるような語り調で締めくくってある。でも大人が観ている部分には、そういった訴えかけよりも、見事なモーションキャプチャーや3Dアニメーションだけで引き込まれてしまう。このあたりは流石に『バック・トゥ・ザ・フューチャー』3部作や『フォレスト・ガンプ/一期一会』を撮ったロバート・ゼメキス監督だなあと思うが、実際に映像を観ていると判るが、車掌の顔がトム・ハンクスそっくりだし、登場人物がどれもこれも現実にいるのではないかとと思えるほどリアリズムに迫っている。だから登場人物の描き分けの出来てない日本のアニメのように途中で嫌になることはなかったのである。
でも実のところ、このアニメ映画を観ようと思ったきっかけは、以前、ジャズの生バンドが『ロッキン・オン・トップ・オフ・ザ・ワールド』という曲を演奏しているのを聴いて、その曲のことが気になりだし、曲の出所を調べている間に、オリジナルは『ポーラー・エクスプレス』の中の挿入曲ということが判ったから観たまでである。
『ポーラー・エクスプレス』トレイラー
スティーヴン・タイラー&フレンズが歌う『Rockin' on top of the world』のシーン
監督 ロバート・ゼメキス
声の出演 トム・ハンクス
ノーナ・ゲイ
ピーター・スコラーリ
エディ・ディーゼン
マイケル・ジェッター
チャールズ・フライシャー
【あらすじ】クリスマス・イヴの夜、クリスマスもサンタの存在も信じないという少年がベッドに入って寝ようとする。時刻は深夜の11時55分。すると地響きをたてて銀世界の中を蒸気機関車が牽く列車が突然、少年の家の前に現れた。列車の名前は『ポーラー・エクスプレス』である。車掌が出てきて「君はサンタクロースもクリスマスも信じてないから乗るように」と促がす。でも少年はなかなか決心がつかない。唖然とする少年であったが、ポーラー・エクスプレスが動き出すと意を決したように飛び乗るのである。列車の中には大勢の子供達が乗っていた。こうして列車『ポーラー・エクスプレス』は北極点を目指す。
全編CGを駆使したファンタジー・アニメ。『ジュマンジ』などでも知られるクリス・ヴァン・オールズバーグ原作の絵本『急行北極号』の映画化である。アニメを題材に私がブログに書くこと自体、驚かれるかもしれない。確かに私はアニメが大の苦手である。私の子供の頃からディズニーや東映動画等のアニメはあったが何時しかアニメなど観なくなった。所詮、子供向きと考えているからかもしらないが、やはりいい歳した男が必死になって観るものかなあとは思う。でもファンタジー作品なら、実写版で撮りにくいというところはあるだろうから、CGを使わざるを得ないのかもしれない。
このアニメはトム・ハンクスが1人5役で声の出演をしていて話題になったのであり、また製作総指揮もトム・ハンクスが兼ねている。つまり、それほどまでしてトム・ハンクスが映画化したかった作品なのではないだろうか。主人公の少年はクリスマスもサンタクロースも信じてない。まあ、これは何処の子供でもいえることだが、幼い時はサンタクロースがクリスマスにプレゼントを持って、枕元に置いていくことを信じていても、ある年齢から懐疑的になってしまう。歳をとる、成長する、物事が判ってくる。こうなると現実と非現実が見えてきて、結局、夢から醒めてしまう。これこそ子供から大人へ成長していく過程で誰でも体験する目覚めのようなものかもしれないが、この映画はクリスマスもサンタクロースも信じない子は、もっと心を純にして信じればきっといいことがあると訴えかけている。所謂、子供向きの絵本から出てきた話なので、大人が観ると陳腐なストーリーの展開でしかないが、今時の擦れた子供達には観て欲しいと思えるような語り調で締めくくってある。でも大人が観ている部分には、そういった訴えかけよりも、見事なモーションキャプチャーや3Dアニメーションだけで引き込まれてしまう。このあたりは流石に『バック・トゥ・ザ・フューチャー』3部作や『フォレスト・ガンプ/一期一会』を撮ったロバート・ゼメキス監督だなあと思うが、実際に映像を観ていると判るが、車掌の顔がトム・ハンクスそっくりだし、登場人物がどれもこれも現実にいるのではないかとと思えるほどリアリズムに迫っている。だから登場人物の描き分けの出来てない日本のアニメのように途中で嫌になることはなかったのである。
でも実のところ、このアニメ映画を観ようと思ったきっかけは、以前、ジャズの生バンドが『ロッキン・オン・トップ・オフ・ザ・ワールド』という曲を演奏しているのを聴いて、その曲のことが気になりだし、曲の出所を調べている間に、オリジナルは『ポーラー・エクスプレス』の中の挿入曲ということが判ったから観たまでである。
『ポーラー・エクスプレス』トレイラー
スティーヴン・タイラー&フレンズが歌う『Rockin' on top of the world』のシーン
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