2010.08.05 (Thu)
映画館も行かなくなった
今日も似たような内容で申し訳ないが、毎度、毎度、口をついて出ることは暑いの一言。毎日、灼熱地獄ですっかりグロッキーであるが、まだ食欲はあるので大丈夫だろう。でもまだ8月の5日なんだ。そろそろ暦の上では立秋ということになるから、暑中見舞いも残暑と書かなければならないだろうが、これから暑さが本番ではないか。若い頃は暑いのは嫌いだが、体力があったから海、山、プール、川、涼を求めて頻繁に出かけていったものだが、この歳になると空調の効いた室内でウトウトと昼寝をしているか、読みかけの本を読んで暇を潰しているほうがいい。
最も出かけるとなると、海、山には行こうとは思わない。もうすっかり身体がアウトドアからインドア用に仕上がってしまっているので、スポーツをしようとも思わないし、無理に汗をかきたくもない。だから大型書店で立ち読みをしていたり、これまた大型家電販売店内をウロウロしてみたりする。もっとも今はやりの、郊外型ショッピングセンターやアウトレットばかりの店にも行こうとは思わない。
昔なら、この暑い時、決まって涼しい映画館で1日を過ごしたものである。盆休みなんかどこへ行っても人が多いから、ロードショーから流れてきた三本立ての映画館で、アンパンとコーヒー牛乳を片手に持ってまる1日入りびたりだったことを思い出す。こういった映画館は観たことのある映画と、まだ観たことのない映画とセットで上映する場合が多いので、既に観賞済みの映画の時は決まって、お昼寝の時間であった。冷房が効いていて、椅子に深く腰をかけて居眠りするのである。ウトウトとしているとセリフが妙に心地よいので居眠りには最適の空間である。なかでもフランス映画というのは居眠りするのに好都合である。何故かあの囁くように喋るフランス語というのは眠気を誘う。よく目が覚めてスクリーンに目を向けるとアラン・ドロンが大写しになっていたということがあったものだ。、また小生は西部劇が苦手で、ジョン・ウェインなんかが出ていたら大概は寝ていたかな。でも、こうして1日、暇を潰せる二流映画館が好きで、よく通ったものなのだが・・・・・・。
最近は映画館ともご無沙汰になってしまった。それはあのシネマ・コンプレックスの登場によって、以前のスタイルの映画館が激減したからである。今のシネマ・コンプレックスはスクリーンこそ、一つの建物の中に7も8も、いやそれ以上あるだろう。そこで臨機応変に上映映画を変え、最も動員できる映画を三つ、四つのスクリーンで上映したりして客を捌こうとしている。そして、途中入館が出来ないし、途中で出るともう入れない。このシステムが嫌なのだ。それにスクリーン自体が小さすぎる。映画を観ているといった感じではない。これなら家で大型のワイド画面のテレビで観ているのと大差ない。
やはり映画は大型スクリーンで観るべきであり、また途中から観て、観たところまで来ると納得して出て行ったものだ。それに朝から晩まで居られたから、気に入った映画なら何度も観て帰ったものだ。こうして暑い夏は、涼を求めて二番館の三本立てを観て1日楽しんだというのが、かつての映画好きの過ごし方だったのだが・・・・。
それで往年の名画に敬服したものである。今思えば・・・・・『或る夜の出来事』『つばさ』『逢びき』『怒りの葡萄』『失われた週末』『エデンの東』『市民ケーン』『望郷』『81/2』『サウンド・オブ・ミュージック』『赤い砂漠』『去年マリエンバートで』『カビリアの夜』『冒険者たち』『波止場』『サンセット大通り』『男と女』『博士の異常な愛情』『俺たちに明日はない』『シェーン』『奇跡の人』『サイコ』『黒いオルフェ』『ニノチカ』『イヴの総て』『情婦』『アラバマ物語』『欲望という名の電車』『レベッカ』『夜と霧』・・・・・いっぱい観たなあ。ちょっと思いつくだけでも、これでだけ出てきた。でももう映画館に行くこともないか。シネコンでは行き気が起こらない。
時と共に映画館も様変わりしたが映画も随分と内容が変った。3Dって、あれは何だ。CGを駆使したり映像に細工したり視覚効果ばかり狙った映画が多いような気がするが、これも時代の定めかな。もっといい脚本で内容の或る映画を作ってほしいとは思うが・・・・・・・。
最も出かけるとなると、海、山には行こうとは思わない。もうすっかり身体がアウトドアからインドア用に仕上がってしまっているので、スポーツをしようとも思わないし、無理に汗をかきたくもない。だから大型書店で立ち読みをしていたり、これまた大型家電販売店内をウロウロしてみたりする。もっとも今はやりの、郊外型ショッピングセンターやアウトレットばかりの店にも行こうとは思わない。
昔なら、この暑い時、決まって涼しい映画館で1日を過ごしたものである。盆休みなんかどこへ行っても人が多いから、ロードショーから流れてきた三本立ての映画館で、アンパンとコーヒー牛乳を片手に持ってまる1日入りびたりだったことを思い出す。こういった映画館は観たことのある映画と、まだ観たことのない映画とセットで上映する場合が多いので、既に観賞済みの映画の時は決まって、お昼寝の時間であった。冷房が効いていて、椅子に深く腰をかけて居眠りするのである。ウトウトとしているとセリフが妙に心地よいので居眠りには最適の空間である。なかでもフランス映画というのは居眠りするのに好都合である。何故かあの囁くように喋るフランス語というのは眠気を誘う。よく目が覚めてスクリーンに目を向けるとアラン・ドロンが大写しになっていたということがあったものだ。、また小生は西部劇が苦手で、ジョン・ウェインなんかが出ていたら大概は寝ていたかな。でも、こうして1日、暇を潰せる二流映画館が好きで、よく通ったものなのだが・・・・・・。
最近は映画館ともご無沙汰になってしまった。それはあのシネマ・コンプレックスの登場によって、以前のスタイルの映画館が激減したからである。今のシネマ・コンプレックスはスクリーンこそ、一つの建物の中に7も8も、いやそれ以上あるだろう。そこで臨機応変に上映映画を変え、最も動員できる映画を三つ、四つのスクリーンで上映したりして客を捌こうとしている。そして、途中入館が出来ないし、途中で出るともう入れない。このシステムが嫌なのだ。それにスクリーン自体が小さすぎる。映画を観ているといった感じではない。これなら家で大型のワイド画面のテレビで観ているのと大差ない。
やはり映画は大型スクリーンで観るべきであり、また途中から観て、観たところまで来ると納得して出て行ったものだ。それに朝から晩まで居られたから、気に入った映画なら何度も観て帰ったものだ。こうして暑い夏は、涼を求めて二番館の三本立てを観て1日楽しんだというのが、かつての映画好きの過ごし方だったのだが・・・・。
それで往年の名画に敬服したものである。今思えば・・・・・『或る夜の出来事』『つばさ』『逢びき』『怒りの葡萄』『失われた週末』『エデンの東』『市民ケーン』『望郷』『81/2』『サウンド・オブ・ミュージック』『赤い砂漠』『去年マリエンバートで』『カビリアの夜』『冒険者たち』『波止場』『サンセット大通り』『男と女』『博士の異常な愛情』『俺たちに明日はない』『シェーン』『奇跡の人』『サイコ』『黒いオルフェ』『ニノチカ』『イヴの総て』『情婦』『アラバマ物語』『欲望という名の電車』『レベッカ』『夜と霧』・・・・・いっぱい観たなあ。ちょっと思いつくだけでも、これでだけ出てきた。でももう映画館に行くこともないか。シネコンでは行き気が起こらない。
時と共に映画館も様変わりしたが映画も随分と内容が変った。3Dって、あれは何だ。CGを駆使したり映像に細工したり視覚効果ばかり狙った映画が多いような気がするが、これも時代の定めかな。もっといい脚本で内容の或る映画を作ってほしいとは思うが・・・・・・・。
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