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2010.10.09 (Sat)

1日中、雨

 今日は出勤で先ほど帰宅したところである。このところ土曜日や祝日の出勤が多くて、いささかウンザリしているのだが、今年、あと何回ほど土曜、祝日の出勤があるのかな・・・・・。土曜出勤だからといって代休があるわけでもないし、かといって特別に給料が割り増しになるのでもないから、出れば損なのだが仕方がない。したがって今日は土曜日という気がしない。おまけ一日中、雨だった。今年の春は雨が多かったが、夏以降はさっぱり雨が降らなくなった近畿地方。だが、一旦、降り出したら長い時間、強く降る傾向がある。そのおかげで朝から、傘をさして出かけたが、まだ我が家の付近は小雨だった。それがトンネルを2つ抜け、湖国に入るやしっかりと雨が降っていた。このような状況は毎度のことだから驚かないが、よく雨の降るところである。これが冬になると雪に変わるからやっかいでもあるのだが、何時ものように会社の最寄り駅に到着。ここでバスに乗る。平日ならバスがピストン運転されるのだが、そこは土曜日のこと、バスの便数が激減する。仕方なく雨の中を傘をさしてバスを待つ。

 何とも惨めな話であるが、足元はベトベト。雨足が強いと路面を叩き付けた雨が跳ね返って靴や靴下、ズボンの裾を容赦なく濡らす。足元が湿っぽくなってきた。バスよ早く来てくれないかないかなあと懇願するも、雨日はマイカーが増える土地柄、バスが動かない。だから土曜出勤は嫌なのだ。やっとバスが来て乗り込む。職場に到着したものの何時もより遅い時間である。

 仕事中も雨がひっきりなしに降っていた。まあ、休日だったとしたら雨の日で憂鬱だったことだろう。まだ仕事に従事しているほうがましかと思いつつ、この拘束時間がとても耐えがたい時間なのである。毎日、こんな無意味なことを消化して時間を潰し、その日の日当なり給料なりを貰うことが最近、本当に馬鹿らしくなってきた。サラリーマンっていうのは何の才能もない連中が集まって、会社という大きな組織に従属することを生業とし生活の糧となるお金をせしめている。はたして彼らの中のどれだけの人間が、このやりたくもない労働を好き好んでやっているのか、ほとんどいないと思う。みんな生活のためとしか言いようがないだろう。だから私もやりたくない。でも職がなければ収入が途絶える。つまりしょうがないから仕事に従事しているということだが、私はその従属度が他人より希薄なので、余計に土曜出勤に腹が立つ。よく中年野朗で、休みの日が重なると暇で暇でやることがないといっている奴がいるが、私には信じられない。休日にやることが多すぎて、もっと暇が欲しいと感じているのに、そいつらの休日を分けて欲しいぐらいだ。

 だから私の睡眠時間は4時間ぐらいだろう。毎日、午前4時には目が覚めている。一度目が覚めると、そこから寝れないので、目を瞑っているだけである。よく休みの日に昼まで寝ているという話を聞くが私には出来ない。そのせいで昼寝を行なっているのだが・・・・・・。だから何を言いたいのかってことだが、これ以上、休日出勤を勝手に増やして拙者の貴重な自由時間を減らさないでくれということである。

 ・・・・・・・こんなことを考えながら仕事をやっていたが、何時もより仕事が多いではないか。いい加減にしてくれ。ようやく解放されて、いざ帰宅・・・・・。雨だからバスで帰ろうかと思ったが、土曜日なのでバスの便数が少なすぎる。今畜生、だから土曜日、祝日の出勤は嫌なのだ。もっと駅の近くに会社を造りやがれ。こんな陸の孤島に造りやがって、駅まで遠すぎるではないか。それでバスがないと歩かなくてはならない。しかし、雨の中を延々と30分も歩くとだんだんと怒りがこみ上げてくる。なんでこんなに歩かせられて無駄な時間を消化しなくてはならないのか。やっと雨の中を歩いてきたのに、電車が行ってしまった。あーあ、また15分の待たなくてはならない。本当に田舎の会社は嫌になる。そして駅に到着。すると次の電車は5分到着が遅れるという。いい加減にしてくれ!!

 雨は降るわ、バスは来ないわ、歩かさせられるわ、ロクでもない。延着の電車を待ちつつ、ホームのベンチに座り薄暗くなった駅前のロータリーを眺めていたら、何とバスを待っている女子高生が傘をさして雨の中でステップを踏みながら踊っていた。何だこの娘は。ダンス部にでも所属しているのだろうか。なんだか映画『雨に唄えば』のジーン・ケリーを思い出したが、この娘はジーン・ケリーなんて知らないだろうな・・・・。とにかく一日中、立腹していたが、この女子高生の行動を見て思わず笑ってしまった。今日の中で、唯一、微笑ましいと思った瞬間である。
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