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2008.07.12 (Sat)

祇園祭の山鉾建てが始まった

 京都の夏の風物詩、祇園祭の山鉾建てが始まった。

 伝統の京都三大祭の一つ、祇園祭の山鉾建てが10日から始まり、いよいよクライマックスの山鉾巡行(17日)に備えて、四条烏丸付近の各鉾町で鉾や山が徐々に姿を現しだした。

 まだ鉾も山も骨組みだけの状態で、動く美術館といわれる鉾の姿にはほど遠いが、組み立てている途中を覗くのも面白いものである。

 祇園祭の山鉾巡行には32基の山鉾が巡行するが、例によって先頭を行くのは長刀鉾で、唯一、生きたお稚児さんが乗っている鉾である。でも長刀鉾といっても、この姿だと見慣れている者も長刀鉾なのかどうか判らない。(四条烏丸東入ル)
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 長刀鉾を正面から見る。
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 長刀鉾と後ろのビルと比較すると大きさが判る。
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 ここは西陣織の胴懸が垂らされて覆い隠される部分だが・・・・・。
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 ここに町衆が乗り込んで、祇園囃子を奏でるが、35人から40人は乗り込むという。でも全員が男性に限られている。 
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 まだ車輪がはめ込まれてなくて車軸ごと台座に乗せられている。
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 32基中、最大の鉾がこの函谷鉾(かんこぼこ)である。地上から鉾頭まで約25m、屋根まで約8m、車輪直径が約1.9m、重量が約12トン。ここはかなり組み立てが進んでいる。
 長刀鉾の重量を12日の午後、史上初めて計量してみたところ7トンの重さがあることが判りました。
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 四条室町から上がったところには菊水鉾が・・・・・。まだ骨組みだけで・・・・・。
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 四条室町から西へ入ると月鉾が・・・・・。ここもまだまだ・・・・。
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 山鉾を建てるのには釘を使わないで、全て縄で縛る。縄でぐるぐる巻きにされている。でも特別な巻き方があるようだ。
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 綾小路新町を下がったところには船の形をしている船鉾が建てられているが、まだ始まったばかりであった。
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 明日か明後日までには建てられて、宵宵山、宵山、山鉾巡行でクライマックスを迎え、また山鉾は解体される。なにしろ平安時代に京都で疫病が流行った時に、それを鎮めるために869年に始まったとされる八坂神社のお祭りである。とにかく歴史が長く、こんなことを京都の人は、1100年以上も続けてきたのである。

 尚、山鉾巡行のスタートは17日の午前9時である。そういえば私が山鉾巡行を現場で見たのは、大学生の頃だから、30年も昔のことになってしまった。暑い時だから行く気も起こらないが・・・・・・・。
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