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2008.12.24 (Wed)

年末の不景気風は厳しい・・・・・

 朝の電車が空きだした。私は毎日、東山トンネルと逢坂山トンネルを抜けて近江の国まで通っているのだが、今日なんかは先週までと違って電車が空いている。以前に乗っていたような大阪方面に向う電車と比較すると、混雑度というのは低いのだが、それでも毎日乗っていると、この方の混み具合でも辟易する。それに、かつて乗っていた電車は社会人が乗客の大部分を占めていたので、車内は静かなものであった。それが、近江の国へ通うようになり、乗客の半数は大学生か高校生であることに気がつき、彼らの喚声が車内に響きわたる中を通いつめて半年以上・・・・。でもその喧騒にもそろそろ慣れてきた。

 さて、祝日を挟んだ今日、朝の電車に乗ると普段とあまり変らない乗車率で、何時ものように電車は京都駅に到着。京都で大量に乗客が吐き出されるが、私はそこから再び、米原方面行きの電車に乗り換えなくてはならない。すると何ということか、何時もよりも車内が空いているのだ。まもなく電車は発車して山科に到着。先週ならここでほぼ満員になるのだが、今日はさほど人が乗ってこない。次の大津でも同様だ。ここでようやく私は気がついた。高校生も大学生もいないことに・・・・・・。でも大阪や京都では、今日の24日が終業式のはずだが、滋賀県は違うのだろうか・・・・・。まあ、そんなことはどうでもいい。とにかく電車が空いていることは有り難い。だからと言って座れるほど空いているというのでもないが、人に押されまくって通勤するよりは遥かに楽だ。日頃、乗っている電車が如何に学生、生徒だらけであったかということであるが、よくよく考えてみたら、大阪や京都の私立高校では、まだまだ補習、講習が続いているところもあるというのに、滋賀県は公立高校が多く、私立高校の少ないところ。だから、一斉に休みに入ったのだろう・・・・・。しかし、よく見ると何も高校生だけが減ったというのでもないようだ。何時も見られるような顔ぶれのオヤジたちの姿も減った。

 いったいどうしたのだろうか・・・・。つまり年末にきて受注が激減し、生産ラインをストップさせた工場がこの沿線には幾つかあって、そこに従事する人が乗ってないのだ。滋賀県というところは大阪、兵庫あたりにあった企業の工場が多数移転してきて、そこらに点在しているのだが、その中の多くのラインで働く派遣労働者が、突然の解雇を言い渡せられたり、自宅待機を伝えられたりする正社員が
急に増えたということで、不況の嵐が吹きまくっている状態なのである。

 そもそも日本だけではなく、アメリカから始まった金融不安。それが全ての業種にまで影響して、アメリカではGM、フォード、クライスラーで大量のリストラが始まったというし、日本でもトヨタが赤字決済に陥るという世界的な不況に見舞われているから、他人を同情している場合ではないのだが、年末の不況風が身に沁みる事態となって、失業してしまった労働者達は、これからどうやって年を越すのだろうかと思うと、電車が空いたといって喜んでばかりいられないだろう。2008年の末になり、このような状況であるが、来年の2009年になると、さらに景気は悪化するとの予測をたてる人も多く、このまま世界大恐慌に突入なんて非常事態にはならないことを祈りたいが、せめて自分は職を失いたくないという思いで、どうにか仕事がもらえる間は、有り難く頂くしかないというのが宮仕いの共通した考えである。・・・・なんか戦時中の標語ではないけれど、贅沢は敵だ。欲しがりません勝つまでは・・・・。何だか嫌な時代が訪れそうな、そんな予感がしないでもない・・・・。こんな時こそ、人間は保守的に成りがちだから、先が読めなくなって、世論があらぬ方向に向うのが1番怖いのである。だから私は絶えず、左翼的な思想は常時、持ち続けたいとは思うが、時流に流される人は多いだろう。おお、嫌だ! 嫌だ!
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