2009.08.17 (Mon)
全国の大文字送り火
昨夜、8時に京都の夏の風物詩である大文字五山送り火が行なわれた。この行事は毎年、8月16日の午後8時から行なわれている行事で、お盆に迎えた故人の霊を送り出し、無病息災を祈るとされるものである。でも私は人混みが嫌いなので、この20年は行ったことがない。
私の自宅から少し歩いて桂川の堤防まで出れば、如意ヶ岳の大文字は小さいが見えるのである。だが、行く気も起こらない。最も最近は京都以外でも大文字焼きとかいって日本各地で行なわれているらしい。20年ほど前、箱根の強羅でも毎年、大文字焼きが行われていると神奈川県出身の知人に聞いて驚いたことがあるが、箱根では大正10年から行なわれていて、彼が言うには京都にパクられたと思ったそうだ・・・・・・。箱根の強羅の大文字は点火と同時に花火が打ち上げられ、そら派手なそうな・・・・。
聞きところによると、どうもこの行事は箱根だけではなく、最近は全国各地で盛んに行なわれていると聞いて、またまた驚いたのでもある。京都の周辺だけでも奈良・高円山の大文字送り火があるし、福知山の丹波大文字送り火がある。大阪でも池田のがんがら火祭りで五月山に大の字が燈されるし、秋田の大館の大文字、静岡の三島の大文字、栃木・佐野の三毳山大文字焼き・・・・・・・・・・。
各地で行なわれている大文字送り火の行事は、京都のものと行なう意味は同じであるからして、そのほとんどが8月のお盆の時期に行なわれる。でも大半は京都の大文字を真似たものだという。ところで京都の人間から言わせて貰うと、京都の行事は大文字だけではない。全部で六つの山に文字等が浮かび上がるので、大文字五山送り火というのが一般的な名称である。それに何時から始まったのかその起原も判らないほど古くから行なわれている(一説には平安時代とも江戸時代とも言われるが)。だから、けして京都の人は大文字焼きなんて土産物の饅頭のような呼び方をしない。
京都の五山送り火は午後8時に如意ヶ岳の大文字から始まって、順番に松ヶ崎の妙法、上賀茂の舟形、衣笠山の左大文字、最後に嵯峨野・曼荼羅山の鳥居が点火する。これら全てを見渡せるところというのは、ほとんどなくて、京都タワー展望台なら全てが見えるだろう。しかし、京都市民は鴨川の河原に行くと如意ヶ岳の大文字がよく見えるので、涼を求めて河原に繰り出すようだ。私は学生の頃、友人のバイクに二人乗りして、全部を見ようと出町柳を出発し、そこから下鴨本通を上がり、北山通りで妙法を見て、さらに賀茂川に出て船形をを拝見すると、北大路通まで下がり、西へバイクを走らせ、衣笠山の左大文字を見ながら、新丸太町通をさらに西へ向い、最後に広沢の池で鳥居を拝んだことがあるが、これも若いときだから出来たのであり、もし車だったら停滞に巻き込まれて、30分~45分の間に全てを回る事など出来ないだろう。それに我々は京都の表通りが混んでいても、裏通りを抜けていくから、このような芸当も何なくやってのけた。そこは地元民の強さである。だから観光客がいきなり来て、五山全ての送り火を見ようなんてことは無謀というものである。京都タワーの展望台か、京都駅の空中回廊から見るしかないだろう。ただし距離的にいっても小さくしか見えないので、目の前で見たいのならば、何処か一ヶ所に絞るしかないだろう。でも私は、今さら見に行きたいとは思はない。今度行くとしたら、写真を撮りに行くぐらいだろう。
私の自宅から少し歩いて桂川の堤防まで出れば、如意ヶ岳の大文字は小さいが見えるのである。だが、行く気も起こらない。最も最近は京都以外でも大文字焼きとかいって日本各地で行なわれているらしい。20年ほど前、箱根の強羅でも毎年、大文字焼きが行われていると神奈川県出身の知人に聞いて驚いたことがあるが、箱根では大正10年から行なわれていて、彼が言うには京都にパクられたと思ったそうだ・・・・・・。箱根の強羅の大文字は点火と同時に花火が打ち上げられ、そら派手なそうな・・・・。
聞きところによると、どうもこの行事は箱根だけではなく、最近は全国各地で盛んに行なわれていると聞いて、またまた驚いたのでもある。京都の周辺だけでも奈良・高円山の大文字送り火があるし、福知山の丹波大文字送り火がある。大阪でも池田のがんがら火祭りで五月山に大の字が燈されるし、秋田の大館の大文字、静岡の三島の大文字、栃木・佐野の三毳山大文字焼き・・・・・・・・・・。
各地で行なわれている大文字送り火の行事は、京都のものと行なう意味は同じであるからして、そのほとんどが8月のお盆の時期に行なわれる。でも大半は京都の大文字を真似たものだという。ところで京都の人間から言わせて貰うと、京都の行事は大文字だけではない。全部で六つの山に文字等が浮かび上がるので、大文字五山送り火というのが一般的な名称である。それに何時から始まったのかその起原も判らないほど古くから行なわれている(一説には平安時代とも江戸時代とも言われるが)。だから、けして京都の人は大文字焼きなんて土産物の饅頭のような呼び方をしない。
京都の五山送り火は午後8時に如意ヶ岳の大文字から始まって、順番に松ヶ崎の妙法、上賀茂の舟形、衣笠山の左大文字、最後に嵯峨野・曼荼羅山の鳥居が点火する。これら全てを見渡せるところというのは、ほとんどなくて、京都タワー展望台なら全てが見えるだろう。しかし、京都市民は鴨川の河原に行くと如意ヶ岳の大文字がよく見えるので、涼を求めて河原に繰り出すようだ。私は学生の頃、友人のバイクに二人乗りして、全部を見ようと出町柳を出発し、そこから下鴨本通を上がり、北山通りで妙法を見て、さらに賀茂川に出て船形をを拝見すると、北大路通まで下がり、西へバイクを走らせ、衣笠山の左大文字を見ながら、新丸太町通をさらに西へ向い、最後に広沢の池で鳥居を拝んだことがあるが、これも若いときだから出来たのであり、もし車だったら停滞に巻き込まれて、30分~45分の間に全てを回る事など出来ないだろう。それに我々は京都の表通りが混んでいても、裏通りを抜けていくから、このような芸当も何なくやってのけた。そこは地元民の強さである。だから観光客がいきなり来て、五山全ての送り火を見ようなんてことは無謀というものである。京都タワーの展望台か、京都駅の空中回廊から見るしかないだろう。ただし距離的にいっても小さくしか見えないので、目の前で見たいのならば、何処か一ヶ所に絞るしかないだろう。でも私は、今さら見に行きたいとは思はない。今度行くとしたら、写真を撮りに行くぐらいだろう。
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