2009.11.15 (Sun)
第34回エリザベス女王杯
秋が深くなってきた。これまでは幾分、暖かい気候が続いていたが、そろそろ冬の入り口が近付いているような1日であった。
さて、秋のGⅠシリーズ、今日は京都競馬場でエリザベス女王杯(GⅠ・3歳以上、芝2200m、18頭)が行なわれた。先月の秋華賞でレッドディザイアとの接戦で2着かと思ったら3着に降着させられたブエナビスタが圧倒的1番人気で、2番人気にブロードストリート、3番人気がフランスから参戦したアガ・カーン一族の馬シャラナヤ、4番人気が昨年の覇者リトルアマポーラ、5番人気が古豪カワカミプリンセスであった。過去、波乱に終わったことが何度かあり、調子の持続が難しい牝馬のレース、果たして結果は如何に・・・・・・・。
スタートが切られた。馬場の中央からクィーンスプマンテ、外からテイエムプリキュアの2頭が行く。これは予想されたとおりである。前走の京都大賞典、この2頭が前に行って共に潰れた2頭である。でも、今度はクィーンスプマンテが先に行った。2馬身あとからテイエムプリキュアが追走。3番手は大きく離れてリトルアマポーラ、4番手チェレブリタ、そのあと芦毛のブラボーデイジー、その内にジェルミナル、そしてアガ・カーンの服色はシャラナヤ。さらにニシノブルームーン、そのあとに白い馬メイショウベルーガ、外にレインダンス、そのあとにピエナビーナス、サンレイジャスパー、人気のブロードストリート、古豪カワカミプリンセスがいて、大本命ブエナビスタがいて、後方集団はウェディングフジjコ、ムードインディゴ、最後方にミクロコスモスといったところだが、前の2頭が後方を大きく引き離している。ハロンラップは12.5---11.3---12.2---12.3---12.2---12.2と1000m通過が1分00秒5、1200m通過が1分12秒7と平均よりはスローペースだが、後方が暢気に構えすぎる。3コーナーでさらに、前の2頭と後方の差が開き、その差は30馬身。後方ではカワカミプリンセスとブエナビスタが動く。早くも前の2頭は直線に入る。後方との差は、まだ15馬身以上ある。どうしようもない展開にはまってしまった。これは波乱か・・・・・。
あと300m、クィーンスプマンテ先頭、テイエムプリキュアが2番手。後方集団の各馬が追い上げるがもう手遅れだ。あと200m、クィーンスプマンテ先頭、テイエムプリキュアが2番手、この2頭で決まりか・・・・。ブエナビスタが3番手に上がるが、まだ10馬身ぐらいある。凄い脚で前の2頭を追う。先頭はクィーンスプマンテ、2馬身差でテイエムプリキュア。ブエナビスタ一気に迫る。一気に迫る。ようやくテイエムプリキュアに肉薄したところがゴールだった。
1着クィーンスプマンテ 2分13秒6、2着テイエムプリキュア 1馬身1/2、3着ブエナビスタ クビ、4着シャラナヤ 3馬身1/2、5着メイショウベルーガ 1/2.。
何とも言葉のない結果になってしまった。競馬だから何が起こるか判らないものの唖然とした。時々、大逃げを打った馬がそのまま逃げ切ることはよくある。天皇賞ではプリテイキャスト、イングランディーレが逃げ切ったし、パッシングゴールもあわや逃げ切りを演じたことがある。またシンザンが3冠を獲得した菊花賞でカネケヤキとサンダイアルの2頭が大逃げを打ち、日本短波放送のアナウンサーが「シンザンの3冠はありません」と実況したこともある。とにかく大逃げされたときの後続馬は、首に鈴を付けに行く事ができず、雁字搦めになるという。しょうがないといえばしょうがないが、今日のレースは向こう正面よりも3コーナーでさらに差が開いているから問題なのである。つまり勝負どころで各馬が動かなかったというのが大波乱の要因なのだろう。
勝ったクィーンスプマンテは上がり3Fが36秒8もかかっているが、最後の200mは11秒8と、さほどバテていない。それでも上がり32秒9で追い込んできたブエナビスタが届かなかったのであるから、前の2頭はよほど4コーナーで楽をしていたということになる。まあ、今さら言ってもはじまらないが、誰かが捉まえに行ってくれるとお互い騎手同士が思い込んでいる間に術中にはまってしまったというだけでは、何か納得がいかないというのが観ている者の正直な感想である。
さて、秋のGⅠシリーズ、今日は京都競馬場でエリザベス女王杯(GⅠ・3歳以上、芝2200m、18頭)が行なわれた。先月の秋華賞でレッドディザイアとの接戦で2着かと思ったら3着に降着させられたブエナビスタが圧倒的1番人気で、2番人気にブロードストリート、3番人気がフランスから参戦したアガ・カーン一族の馬シャラナヤ、4番人気が昨年の覇者リトルアマポーラ、5番人気が古豪カワカミプリンセスであった。過去、波乱に終わったことが何度かあり、調子の持続が難しい牝馬のレース、果たして結果は如何に・・・・・・・。
スタートが切られた。馬場の中央からクィーンスプマンテ、外からテイエムプリキュアの2頭が行く。これは予想されたとおりである。前走の京都大賞典、この2頭が前に行って共に潰れた2頭である。でも、今度はクィーンスプマンテが先に行った。2馬身あとからテイエムプリキュアが追走。3番手は大きく離れてリトルアマポーラ、4番手チェレブリタ、そのあと芦毛のブラボーデイジー、その内にジェルミナル、そしてアガ・カーンの服色はシャラナヤ。さらにニシノブルームーン、そのあとに白い馬メイショウベルーガ、外にレインダンス、そのあとにピエナビーナス、サンレイジャスパー、人気のブロードストリート、古豪カワカミプリンセスがいて、大本命ブエナビスタがいて、後方集団はウェディングフジjコ、ムードインディゴ、最後方にミクロコスモスといったところだが、前の2頭が後方を大きく引き離している。ハロンラップは12.5---11.3---12.2---12.3---12.2---12.2と1000m通過が1分00秒5、1200m通過が1分12秒7と平均よりはスローペースだが、後方が暢気に構えすぎる。3コーナーでさらに、前の2頭と後方の差が開き、その差は30馬身。後方ではカワカミプリンセスとブエナビスタが動く。早くも前の2頭は直線に入る。後方との差は、まだ15馬身以上ある。どうしようもない展開にはまってしまった。これは波乱か・・・・・。
あと300m、クィーンスプマンテ先頭、テイエムプリキュアが2番手。後方集団の各馬が追い上げるがもう手遅れだ。あと200m、クィーンスプマンテ先頭、テイエムプリキュアが2番手、この2頭で決まりか・・・・。ブエナビスタが3番手に上がるが、まだ10馬身ぐらいある。凄い脚で前の2頭を追う。先頭はクィーンスプマンテ、2馬身差でテイエムプリキュア。ブエナビスタ一気に迫る。一気に迫る。ようやくテイエムプリキュアに肉薄したところがゴールだった。
1着クィーンスプマンテ 2分13秒6、2着テイエムプリキュア 1馬身1/2、3着ブエナビスタ クビ、4着シャラナヤ 3馬身1/2、5着メイショウベルーガ 1/2.。
何とも言葉のない結果になってしまった。競馬だから何が起こるか判らないものの唖然とした。時々、大逃げを打った馬がそのまま逃げ切ることはよくある。天皇賞ではプリテイキャスト、イングランディーレが逃げ切ったし、パッシングゴールもあわや逃げ切りを演じたことがある。またシンザンが3冠を獲得した菊花賞でカネケヤキとサンダイアルの2頭が大逃げを打ち、日本短波放送のアナウンサーが「シンザンの3冠はありません」と実況したこともある。とにかく大逃げされたときの後続馬は、首に鈴を付けに行く事ができず、雁字搦めになるという。しょうがないといえばしょうがないが、今日のレースは向こう正面よりも3コーナーでさらに差が開いているから問題なのである。つまり勝負どころで各馬が動かなかったというのが大波乱の要因なのだろう。
勝ったクィーンスプマンテは上がり3Fが36秒8もかかっているが、最後の200mは11秒8と、さほどバテていない。それでも上がり32秒9で追い込んできたブエナビスタが届かなかったのであるから、前の2頭はよほど4コーナーで楽をしていたということになる。まあ、今さら言ってもはじまらないが、誰かが捉まえに行ってくれるとお互い騎手同士が思い込んでいる間に術中にはまってしまったというだけでは、何か納得がいかないというのが観ている者の正直な感想である。
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