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2009.12.13 (Sun)

第61回阪神ジュベナイルフィリーズ

 どうも12月の中旬とも思えないほど暖かく、それでいて天候が不順な日が多い。一昨日は雨で、昨日も朝方から雲が多く、一旦は晴れたかと思うと昼過ぎてから空が真っ暗になり雨が降る出したし、今日もどんよりした1日であった。いよいよ2009年も押し迫ってきた。中央競馬も今週を含めてあと3週となり、今週は阪神で2歳牝馬の第61回阪神ジュベナイルフィリーズ(Jpn-Ⅰ・2歳牝馬、芝1600m、18頭)が行なわれた。

 私は牝馬限定のレースは嫌いだと何度も言っているが、その牝馬限定のGⅠレースが関西には多すぎる。桜花賞、秋華賞、エリザベス女王杯、そして、この阪神ジュベナイルフィリーズ。関東にはオークスとヴィクトリア・マイルぐらいなのに、何でこんなに多いのかと日頃から疑問に思っているのだが・・・・・・。つまりおいしいレースは全て関東サイドが頂いて、関西は牝馬限定のレースで我慢せよという中華思想が見え隠れしてしょうがない。だから牝馬限定のレースは力が入らない。それに牝馬は牡馬に混ざって勝ってこそ名牝と言われるのだ。だからダイワスカーレットやウオッカが女傑と言われるのは納得がいく。でも牝馬限定のレースだけでいくら勝って来ても、所詮は牡馬に混ざると見劣りがする。結局は牝馬限定GⅠとなると、どうしてもダービー、菊花賞、ジャパンC、天皇賞、有馬記念といったチャンピオン・ディスタンスのGⅠと比較すると興味が半減することは拭えない。ということであまり記事にしたくなかったのだが、同じマイルといっても中山と違って、馬場が改良されてからの阪神の1600mコースは見応えがあるレースが多いので記事にしてみたまでである。

 今年は人気が割れていて絶対的な本命馬はいないものの、末脚確かな有力馬が何頭かいる。それで1番人気はシンメイフジ、2番人気はアパパネ、3番人気はタガノエリザベート、4番人気はラナンキュラス、5番人気はアントニオバイオと先行する馬はおらず差し馬ばかりが人気になった。ただ、こういう時は人気薄の逃げ馬が楽な展開に持ち込んで一人旅ということもありうるので懸念したのだが・・・・・。

 ゲートが開いたが1番人気のシンメイフジはまた出遅れた。その間に内の方からジュエルオブナイルがハナを奪う。2番手はパリスドール、その後にメイショウデイム、モトヒメ、サリエルと並んで行き、アントニオバイオ、グローリーステップ、ステラリード、ラナンキュラスが続き、その後ろからアパパネが追走。さらにカスクドール、メルヴェイユドール、ベストクルーズ、タガノパルムドール、そして出遅れた1番人気のシンメイフジという順で追走。後方の3頭はタガノガルーダ、カレンナホホエミ、タガノエリザベートというところである。馬群は隊列をなして800のハロン棒を通過。ハロンラップは12.2---11.0---11.9---12.2---12.3と前半の800mが47秒3、1000m通過が59秒6とスローペースである。淡々として3コーナー、4コーナーを回り、縦に長い展開から徐々に後続の各馬が追い上げに入ってきた。そして、いよいよ直線コースに入る。先頭はジュエルオブナイルで馬場の真ん中を通る。インコースにはメイショウデイム。シンメイフジは大外の後方、2番人気のアパパネはインコースを選択した。あと400m先頭は、インコースのメイショウデイムか真ん中のジュエルオブナイルか。馬群がバラけて横に拡がっている。あと300m、メイショウデイムとジュエルオブナイルのい間が空いていて、その間をアパパネが抜けようとしている。シンメイフジは、大外でもがいている。あと200m、ここでアパパネが先頭に出た。それを同じコースからアントニオバイオが
追って2番手に上がる。アパパネが先頭、アパパネが先頭。アントニオバイオ2番手。ようやくシンメイフジにエンジンがかかるがまだ中団の位置。ベストクルーズも伸びる。だがアパパネ先頭。アパパネはセーフティリード。2番手にアントニオバイオ、アパパネ1着でゴールイン。

 1着アパパネ 1分34秒9、2着アントニオバイオ 1/2、3着ベストクルーズ 3/4、4着ラナンキュラス 3/4、5着シンメイフジ クビ。

 上位人気が割れていたが6着までを6番人気馬が占めた。でも上位の実力差はあまりないように思う。今回はアパパネが運よく前が空いて、そこを真っ直ぐ突き抜けたから勝ったが、前に馬が邪魔をして抜け出すのに苦労すると、今回のように勝てるかどうか判らない。でもアパパネは牝馬にしては大きな馬で、力強いし末脚も確かだ。今回の勝利で桜花賞は人気になるのは必至だが、直線の長い阪神の1600mならあまり心配はいらなさそうだ。一方、シンメイフジはあの出遅れる癖をどうにかしないと、桜花賞でも後手を踏むだろう。あと4ヶ月後の同じ阪神コース。はたして今日の再戦になるのか、それとも新たな有力候補が台頭するのか・・・・。またアパパネがウオッカのように出世するのかどうか、興味が持たれるところである。
 
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