2009.12.27 (Sun)
第54回有馬記念
今年の中央競馬の掉尾を飾る第54回グランプリ・有馬記念(GⅠ・3歳以上、芝2500m、16頭)が師走の中山競馬場で行なわれた。今年は16頭とフルゲートであったものの、何と史上初の4歳馬不在で行なわれることとなった。4歳馬というのは完成された古馬の中でも、最も充実している時期だといわれるのに何というお粗末さであろうか。このことが、有馬記念自体を盛り下げていると思われ、さらに現役最強と目されるウオッカと、ウオッカをジャパンCで苦しめたオウケンブルースリの2頭までが出走を見合わせ、結局は小粒なメンバーとなってしまった。もっともこの変則コースの中山で行なわれる限り、有馬記念を回避する有力馬が来年以降も現れるだろうことは目に見えている。でも仕方が無いことであろう。明らかに中山不得手の馬がいる一方で、中山得意の馬がいるのだから、コースによって出走を選択するぐらいの権利は許されるだろう。かつて、有馬記念を制覇すれば、その年の年度代表馬に選ばれることが多かったが、これからは有馬記念勝利=日本一という誤った考えはなくなると思う。
出走馬16頭の中で1番人気に支持されたのが、3歳牝馬のブエナビスタというから、今年の3歳牡馬のだらしなさと、古馬のだらしなさが浮き彫りにされた形となった。ダービー馬のロジユニヴァースなんかは、ダービー以降、一走もしていないので、その実力のほどが不明だし、皐月賞馬のアンライバルドも、その後の成績が芳しくない。それでブエナビスタに続いて2番人気が宝塚記念に勝ったドリームジャーニーである。3番人気が中山巧者のマツリダゴッホ、4番人気が菊花賞2着のフォゲッタブル、5番人気がリーチザクラウンという順であったが・・・・・・。
スタートが切られたがドリームジャーニーがやや出遅れた。3コーナーから4コーナーへかけての先行争いだがリーチザクラウンがスーとハナに立った。2番手にミヤビランベリ、3番手テイエムプリキュア、その後にシャドウゲイトとアンライバルドがいて、その直後に何と追い込みの人気馬ブエナビスタがいるではないか。そしてネヴァブション、菊花賞馬スリーロールス、8歳馬コスモバルク、天皇賞馬マイネルキッツ、イコピコと続き、その後にマツリダゴッホ、フォゲッタブルがいて、最後方にドリームジャーニーが追走する形で正面スタンド前を通過。ハロンラップは6.8---11.0---11.2---11.3---11.9---12.3と900m通過が52秒2、1100m通過が1分04秒5とやや速目のペースである。向こう正面に入ってリーチザクラウンが5馬身リード。2番手ミヤビランベリ、3番手にテイエムプリキュア、その後は4馬身開いてシャドウゲイトが続き、さらにスリーロールスがいるが、菊花賞馬スリーロールスが突如としてスルスルと後退していった。故障発生か・・・・残念。その他の馬は3コーナーに差しかかろうというところであるが、800のハロン棒を通過する辺り、ここでマツリダゴッホがお得意のまくりにでた。中山得意のマツリダゴッホが外、外を通って一気に先頭集団まで踊り出る。これにつられて各馬も動く。4コーナーを回るがシャドウゲイト、マツリダゴッホが先頭。マツリダゴッホ先頭。マツリダゴッホの外からブエナビスタが来る。ブエナビスタの伸びがいい。ここでマツリダゴッホをかわしてブエナビスタが先頭に立った。ブエナビスタ先頭、ブエナビスタ先頭。その外からドリームジャーニーが伸びる。さらにフォゲッタブルも来る。あと200m、ブエナビスタ先頭、ブエナビスタ先頭。ドリームジャーニーガ接近する。ドリームジャーニーが来た。完全にこの2頭だ。エアシェイディも来るが3番手争いだ。先頭はブエナビスタかドリームジャーニーか、同じ勝負服の争いだ。ここでドリームジャーニーがブエナビスタをかわしたか。外のドリームジャーニーがブエナビスタをかわした。ドリームジャーニーが半馬身ほどリードを保ってゴールイン。
1着ドリームジャーニー 2分30秒0、2着ブエナビスタ 1/2、3着エアシェイディ 4馬身、4着フォゲッタブル アタマ、5着マインルキッツ 2馬身1/2。
ドリームジャーニーは春のグランプリも勝っているので、両方のグランプリを同じ年に勝ったことになる。小柄な馬で、追い込み脚質な故にこれまでなかなか成績が安定しなかったが、決め脚があるだけに上手く展開にはまった気がする。でも追い込み脚質でありながら、長い脚が使えるのでもなく、一瞬の切れ味で勝負する馬だけに、今日は池添騎手が上手く素質を引き出した。でも2着とはいえ、最も強い競馬をしたのは3歳牝馬のブエナビスタであろう。この馬も追い込み脚質だけに他力本願のところがあるが、今日は横山典が先行集団につけて、速いペースにもかかわらずあわやというレースを見せてくれた辺り、並みの3歳牝馬ではないなあと思った。残念ながらスターロッチ以来の3歳牝馬のグランプリ制覇には至らなかったが、実力のほどを見せつけてくれた。一方、3歳の牡馬が壊滅した。リーチザクラウンが13着、アンライバルドが15着、スリーロールスが競争中止。これだと来年の古馬路線が今から心細いなあ。ホントしっかりしてくれといいたくなる。
出走馬16頭の中で1番人気に支持されたのが、3歳牝馬のブエナビスタというから、今年の3歳牡馬のだらしなさと、古馬のだらしなさが浮き彫りにされた形となった。ダービー馬のロジユニヴァースなんかは、ダービー以降、一走もしていないので、その実力のほどが不明だし、皐月賞馬のアンライバルドも、その後の成績が芳しくない。それでブエナビスタに続いて2番人気が宝塚記念に勝ったドリームジャーニーである。3番人気が中山巧者のマツリダゴッホ、4番人気が菊花賞2着のフォゲッタブル、5番人気がリーチザクラウンという順であったが・・・・・・。
スタートが切られたがドリームジャーニーがやや出遅れた。3コーナーから4コーナーへかけての先行争いだがリーチザクラウンがスーとハナに立った。2番手にミヤビランベリ、3番手テイエムプリキュア、その後にシャドウゲイトとアンライバルドがいて、その直後に何と追い込みの人気馬ブエナビスタがいるではないか。そしてネヴァブション、菊花賞馬スリーロールス、8歳馬コスモバルク、天皇賞馬マイネルキッツ、イコピコと続き、その後にマツリダゴッホ、フォゲッタブルがいて、最後方にドリームジャーニーが追走する形で正面スタンド前を通過。ハロンラップは6.8---11.0---11.2---11.3---11.9---12.3と900m通過が52秒2、1100m通過が1分04秒5とやや速目のペースである。向こう正面に入ってリーチザクラウンが5馬身リード。2番手ミヤビランベリ、3番手にテイエムプリキュア、その後は4馬身開いてシャドウゲイトが続き、さらにスリーロールスがいるが、菊花賞馬スリーロールスが突如としてスルスルと後退していった。故障発生か・・・・残念。その他の馬は3コーナーに差しかかろうというところであるが、800のハロン棒を通過する辺り、ここでマツリダゴッホがお得意のまくりにでた。中山得意のマツリダゴッホが外、外を通って一気に先頭集団まで踊り出る。これにつられて各馬も動く。4コーナーを回るがシャドウゲイト、マツリダゴッホが先頭。マツリダゴッホ先頭。マツリダゴッホの外からブエナビスタが来る。ブエナビスタの伸びがいい。ここでマツリダゴッホをかわしてブエナビスタが先頭に立った。ブエナビスタ先頭、ブエナビスタ先頭。その外からドリームジャーニーが伸びる。さらにフォゲッタブルも来る。あと200m、ブエナビスタ先頭、ブエナビスタ先頭。ドリームジャーニーガ接近する。ドリームジャーニーが来た。完全にこの2頭だ。エアシェイディも来るが3番手争いだ。先頭はブエナビスタかドリームジャーニーか、同じ勝負服の争いだ。ここでドリームジャーニーがブエナビスタをかわしたか。外のドリームジャーニーがブエナビスタをかわした。ドリームジャーニーが半馬身ほどリードを保ってゴールイン。
1着ドリームジャーニー 2分30秒0、2着ブエナビスタ 1/2、3着エアシェイディ 4馬身、4着フォゲッタブル アタマ、5着マインルキッツ 2馬身1/2。
ドリームジャーニーは春のグランプリも勝っているので、両方のグランプリを同じ年に勝ったことになる。小柄な馬で、追い込み脚質な故にこれまでなかなか成績が安定しなかったが、決め脚があるだけに上手く展開にはまった気がする。でも追い込み脚質でありながら、長い脚が使えるのでもなく、一瞬の切れ味で勝負する馬だけに、今日は池添騎手が上手く素質を引き出した。でも2着とはいえ、最も強い競馬をしたのは3歳牝馬のブエナビスタであろう。この馬も追い込み脚質だけに他力本願のところがあるが、今日は横山典が先行集団につけて、速いペースにもかかわらずあわやというレースを見せてくれた辺り、並みの3歳牝馬ではないなあと思った。残念ながらスターロッチ以来の3歳牝馬のグランプリ制覇には至らなかったが、実力のほどを見せつけてくれた。一方、3歳の牡馬が壊滅した。リーチザクラウンが13着、アンライバルドが15着、スリーロールスが競争中止。これだと来年の古馬路線が今から心細いなあ。ホントしっかりしてくれといいたくなる。
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