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2010.07.14 (Wed)

激しい雨

 今日は朝から京都府南部に大雨洪水警報が出ていた。でも出勤する時は雨なんか降っていなかった。空を見上げるとどんよりと厚い雲に覆われていて、何時でも雨が降りそうな様相であった。電車に乗って近江の国に入り、2時間ほどかけて職場に到着。近江の国も曇天で鉛色の空である。これはすぐにでも降る状況にあったのだが、午前中はほとんど降らなかった。それが、正午になりそろそろ食事時間だという頃になって、土砂降りの雨に変ってしまった。

 これは大変だ。昼食を摂るのには500m歩いて行かなければならない。何時もそこで食べているのだが、そこまで激しい雨の中、歩いて行かなければならない。これは困った。少し待ったが一向に小降りになる気配がない。しょうがないから強行突破。すると一瞬でずぶ濡れになってしまった。大きめの傘をさしているのだが、ほとんど役に立たない。これほど激しい雨は久しぶりである。何と表現したらいいのだろうか。豪雨、土砂降り、滝のような雨、バケツをひっくり返したような雨、滝のような雨・・・・・どれも当てはまるが、こんな凄い雨、何時以来だろうか。30年近く前、1時間に83ミリという雨に出会ったことがあるが、そのときと似通っていた。とにかく雨の降り方が物凄いので道路が冠水している。道路の側溝からも水が噴出してきて、道路が川のようになってしまい、何処を歩いても一緒。もう靴の中まで水が侵入、下半身はどっぷり水に浸かったような感じである。これだけ激しい雨の中を歩きやっと到着。食事を終え、再び帰ろうと思ったが雨は先ほどと同様、一向に衰える気配がない。これだと昼からの始業時間に影響するので、何時までも待っている訳にはいかないから、またまた強引に出て行った。何時もならこの距離も気にならないのだが、これだけ酷い雨だと500mという距離がとんでもなく長く感じられる。

 職場に戻ったら、ズボンもずぶ濡れ、靴も水分を含んで重いこと重いこと。靴下もビッショリ濡れ気持ちが悪いので、靴の中に紙を敷いて水分を吸収しようとするも余りにも水分を含んだ靴は、ちょっとやそっとでは乾かない。仕方なく午後からは濡れた靴と靴下で仕事を消化したが、足元が気持ち悪くて気分が最後まで乗り切れない。こんなことなら昼食用の弁当でも買ってきて、事務所の中で食べるという選択肢もあったのだが、あとの祭りである。結局、上から降ってくる雨は大きめの傘をさせば、頭、肩といったところは濡れなくてすむが、腰より下はただ濡れるのみ。とにかく大雨警報が滋賀県にも影響を及ぼし、とうとう餌食になってしまった。

 こういった物凄い雨が降るというのは梅雨の末期にはよくあるというが、これだけ短時間で激しい雨が降るというのは梅雨も終わりに近付いている証拠である。とにかく今日は雨に悩まされた格好となった。結局は昼飯時にしか激しい降り方をせず、あとは降ったり止んだり。つまりこちらが昼食時に出て行くのを知っているかのように降りだし、それ以外では小雨だった。要するに雨にもなめられ意地悪をされているかのような降り方にただ呆れるのを通り越して笑えてくる。これも地球温暖化の影響なのか・・・・。昔よりも局地豪雨になりやすいのは確かで、こんなことが毎年、夏になると繰り返される。ところで、まだ京都府南部は大雨警報発令中だが、夜中に降るならこちらとしても困らない。でも洪水になるほど降られるのだけは御免だ。
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