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2007.11.04 (Sun)

春日大社に行く

 近鉄の奈良駅から東の方角に向って歩くと、正面に若草山が見えるが、その左側には東大寺大仏殿が威容を誇っている。公園内に入ると右手に奈良国立博物館が構えていて、現在開催中の正倉院展を鑑賞するために大勢の人が並んでいる。聞く所によると、近県だけではなく東海、関東を中心に全国から人が来ているとのこと。なるほどそれでこんなに人が多いのかと納得、でも館内へ入場するまでに草臥れそうである。

 博物館の横を通り、さらに公園を奥に入って行くと春日大社へ向う参道へ続く小径(ささやきの小径)が森林の中に連なっている。日本の都市公園でこれだけ巨大な公園は例が無いだろうと思えるほど、奈良公園は雄大だが、背後には春日山原始林が続き、御蓋山(みかさやま)と言われる付近に春日大社が建てられている。

 それにしても参道は長い。日本の神社はお寺に比べて、本殿まで遠いところが多いが、この春日大社も本殿にはなかなか到着しない。森の中を延々と歩き、ようやくその南門という入り口にさしかかった。下の写真は参道にある石灯籠である。
s-P1000641.jpg


 ここにも石灯篭があり、朱色の建築物と巧く溶け合っている。
s-P1000639.jpg


 南門から境内にに入るが、ここからは先には進めない。本殿に参拝することは出来るが、わざわざ本殿に行く用事もないし、ここから中門を眺めているだけで充分である。そもそも春日大社というのは、平城京に遷都した710年、藤原不比等が藤原氏の氏神である鹿島神社を春日の御蓋山に遷して祀り、春日神社としたのに始まるとされ、現在では全国にある春日神社の総本社である。それで本殿は4棟あり、国宝である。下の写真は中門と回廊、そして釣灯篭である。この中門から内部に入ると本殿が並んでいる。
s-P1000640.jpg


 奈良公園というと鹿で有名であるが、何故、奈良公園に鹿がいるのだろうかと思われるだろう。これは春日大社が建てられた時、鹿島神宮の祭神が神鹿に乗ってやって来たと伝えられたことから、鹿は神の使いとして大切に保護されるようになり、人々には長い間、崇められて来たのである。現在は約1200頭の鹿が生息していて、これらは野生で繁殖しているのである。
s-P1000643.jpg

                                                       
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