2008.06.02 (Mon)
2008年フランス・ダービー
現地時間で昨日の6月1日、本年度のフランス・ダービー(Prix du Jockey-Club、GⅠ・3歳、芝2100m、20頭)が行なわれた。今年は日本産馬のディヴァインライト産駒のナタゴラ(Natagora)が、先の英国1000ギニーを勝ち、日本の馬産界を活気付けたが、今度は牝馬ながらフランスのダービーに出走してきた。でも牡馬と牝馬の実力差は日本の競馬を観ていても判るとおり、牝馬が牡馬に混じってレースに出走しても厳しい現実があって、ことに中距離レース以上の距離においては、牡馬の独壇場になっている。最も昨年から今年にかけては、ウオッカの日本ダービー勝利、ダイワスカーレットの活躍もあって牝馬が目立ってはいるが、フランスでは最近、牝馬が大活躍した話はあまり聞かれない。もっとも30年前のフランスはアレフランス、スリートロイカス、デトロワ、ゴ-ルドリヴァー、エイプリルラン、オールアロングなんて牡馬顔負けの牝馬か毎年のように出現したものであるが・・・・・。
そんなフランス・ダービーであるが、お馴染みのシャンティー競馬場の2100mに20頭も出走してきて、その中で唯一の牝馬がナタゴラである。スタートからデットーリ騎手に操られたナタゴラは積極的に前に出て、最初は内の馬と併走するように逃げていたが、途中から3番手に下がり、ここから踏ん張りどころでナタゴラには距離が長いかなあという印象があったが、最終コーナーを回って直線に入り、前を行く2頭の外から追い出しにかかるとあと300mの地点で先頭に立ったのである。ナタゴラは頑張る。あと200mの手前まで先頭。もしかして91年ぶりの牝馬の勝利かと・・・・・・期待したが、ここからヴィジョンデタ(Vision d'Etat)にかわされてしまう。ナタゴラをかわして先頭に立ったヴィジョンデタの勝利かという時、後方からフェイマスネーム(Famous Name)が襲い掛かってきて、際どい勝負となったがヴィジョンデタが粘りこんだ。
1着 Vision d'Etat 2分08秒60、2着 Famous Name アタマ、3着 Natagora 1馬身1/2、4着
High Rock 1馬身1/2、5着 Chinchon 1/2。
ヴィジョンデタはこれでデビューから負け無しで5戦5勝となった。父はChichicastenango(Grey Sovereighn系)、母はUberaba(母の父Garde Royale-----Mill Reef系)で、父のChichicastenangoはリュパン賞、パリ大賞典と2つのGⅠに勝ち、フランス・ダービーはアナバーブルー(Anabaa Blue)の2着である。
そんなフランス・ダービーであるが、お馴染みのシャンティー競馬場の2100mに20頭も出走してきて、その中で唯一の牝馬がナタゴラである。スタートからデットーリ騎手に操られたナタゴラは積極的に前に出て、最初は内の馬と併走するように逃げていたが、途中から3番手に下がり、ここから踏ん張りどころでナタゴラには距離が長いかなあという印象があったが、最終コーナーを回って直線に入り、前を行く2頭の外から追い出しにかかるとあと300mの地点で先頭に立ったのである。ナタゴラは頑張る。あと200mの手前まで先頭。もしかして91年ぶりの牝馬の勝利かと・・・・・・期待したが、ここからヴィジョンデタ(Vision d'Etat)にかわされてしまう。ナタゴラをかわして先頭に立ったヴィジョンデタの勝利かという時、後方からフェイマスネーム(Famous Name)が襲い掛かってきて、際どい勝負となったがヴィジョンデタが粘りこんだ。
1着 Vision d'Etat 2分08秒60、2着 Famous Name アタマ、3着 Natagora 1馬身1/2、4着
High Rock 1馬身1/2、5着 Chinchon 1/2。
ヴィジョンデタはこれでデビューから負け無しで5戦5勝となった。父はChichicastenango(Grey Sovereighn系)、母はUberaba(母の父Garde Royale-----Mill Reef系)で、父のChichicastenangoはリュパン賞、パリ大賞典と2つのGⅠに勝ち、フランス・ダービーはアナバーブルー(Anabaa Blue)の2着である。
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