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2009.06.09 (Tue)

2009年フランス・ダービー

 何かこのところ毎日、競馬の記事を書いているみたいだが・・・・・。フランス・ダービーが7日の日に、パリ郊外のシャンティ競馬場で行なわれた。当初、フランス・ダービーの記事を書くかどうか迷っていた。それは、2005年からフランス・ダービーの距離が2400mから2100mに短縮されてしまい、ダービーとしての価値がなくなってしまったからだ。

 フランス・ダービーというのはイギリス・ダービーと開催時期がダブるので、どうしても有力馬はイギリス・ダービーに出走してしまい、フランス・ダービーは裏開催のようなメンバーに甘んじることが多かった。それでマイラーにも出走してもらおうという意図から距離が2100mに短縮されてしまったのだが、残念ながら勝ち馬が、その後に活躍することがなくなってしまい、レースの権威が失墜してしまった感がある。ということで、フランス・ダービーの記事を割愛しようと考えたのだが、また書いてしまった。

 結局、2009年度のフランス・ダービー(Prix du Jockey-Club、GⅠ・3歳、2100m、17頭)は、中団のインコースにつけた6番人気のルアーブルが、直線入り口で好位置に上がり、最後に抜け出して勝った。

 1着Le Havre 2分06秒8、2着Fuisse 1馬身1/2、3着Westphalia 1馬身1/2、4着Beheshtam
 1馬身1/2、5着Calvados Bleus 1/2。

 仏2000ギニーに勝って1番人気に支持されたシルヴァーフロストは6着だった。勝ったルアーブルは、仏2000ギニーが2着で、通算6戦4勝2着1回の成績。

 父はNoverre・・・・・・・・・Red God系。母はMarie Rheinberg(母の父Surako・・・・・・・・・・Blandford
系)、日本では傍流になるRed God系で、母の父なんかはBlandford系である。Blandfordなんていうのは、1930年代に活躍した種牡馬であって、日本にはその仔のブッフラーが輸入されたが、その仔に2冠馬コダマがいる。本当にヨーロッパでは、今時、珍しい血統を持つ馬が出現するので興味深いのである。

 道中、中団のインコースにつけ、最終コーナーで好位置にあがり、直線半ばで抜け出したルアーヴル。黒い帽子に白っぽい騎手服がルアーヴルである。

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