2009.06.15 (Mon)
枚方宿ジャズストリート


京都から大阪に向う京街道を歩いて行くと、伏見、淀の宿場がある。現在は伏見も淀も京都市内に組み込まれてしまったが、江戸時代には栄えた宿場であったらしい。淀を過ぎると宇治川と木津川を渡らねばならないが、2つの大きな河川を越えるとまもなく、山城の国から河内の国に入る。河内の国に入ると枚方(ひらかた)という宿場があるが、この宿場が発展し現在の枚方市となる。人口は約40万人。京都と大阪のちょうど真ん中にあたるが、ここは淀川の左岸である。従って淀川の右岸は高槻市になる。つまり淀川を挟んで北側が高槻市、南側が枚方市である。どちらも大阪府に属するが、高槻市は摂津の国、枚方市は河内の国と淀川で分断されてしまう。でもどちらの市も大阪、京都に行くのには都合のよい街なので、立地的には申し分ないところである。それで昨日、枚方に立ち寄ったのであるが、京阪電鉄・枚方市駅周辺でジャズのイベントを開催していたので、ちょっとだけ覗いてみた。
なんだか枚方宿ジャズ・ストリート2009プレイベントということらしい。プレイベントということは、本イベントもあるらしいので、訪ねてみると11月7日、8日の両日に開催されるという。へー、今まで知らなかった。対岸の高槻で同様のイベントが毎年、行われているのは知っていた。事実、今年もGW中に行なわれ、私も僅かの時間だったが聴きに立ち寄った。だが枚方でジャズのイベントがあったとは知らなかった。また聞く所によると、同じようなジャズ・イベントは枚方の近くの門真、守口でも行なわれていると知り驚いた。まさか最近はジャズ・ブームということはないだろ。これも町おこしのようなものかもしれないが、ジャズ好きには、こういったライヴが増えるとつい聴き耳をたててスイングしてしまう。やはりジャズはいいなあ・・・・・。
この日は幾つかの会場に分かれてビッグバンドばかり登場したが、年齢層の幅広いビッグバンドが多く熱の入った演奏を堪能させてもらった。曲も色々と・・・・『ルート66』『ザ・チキン』『オン・ザ・サニー・サイド・オフ・ストリート』『リスペクト』『ベイシー・ストレート・アヘッド』『ホワッド・アイ・セイ』等・・・・ジャズのスタンダードもあれば、リズム&ブルースもあるし、ラテンもあるしサンバもある。あっという間に時間が経ち、気がつけば夕方だった。本イベントにも来て見たいが、11月のことなので判らない。いやあ、音楽って本当にいいものですね(故人になられた映画評論家のパクリだが)・・・・・・。
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