2008.02.23 (Sat)
クイーンC、京都記念
昨日の暖かさから一転して、今日は強風とみぞれと雪に見舞われた寒い1日であったが、こんな日、私は久しぶりに京都競馬場へ出向いてきた。
土曜日ではあるが、この日は東西で重賞が行われたのである。東京では3歳牝馬によるクイーンCで、京都は古馬による伝統の京都記念。
まず東京のクイーンC(Jpn-Ⅲ・3歳牝馬、芝1600m、16頭)であるが、3歳牡馬は今のところ確たるクラシック候補が見当たらないが、牝馬の方は何頭か有力馬が出てきている。それで今日出走する牝馬の中にも、注目の1頭がいた。その馬がリトルアマポーラである。今日の勝ち方次第では、当然のように桜花賞馬候補としてクローズアップされるだろう。それに対して、他の陣営も虎視眈々で注目された。
スタートが切られるやデヴェロッペがハナを奪う。その外にラルケット、3番手にカレイジャスミン、マイネブリッツ、その後方、マルターズオリジン、エフティマイア、さらにオールフォーミー、リーガルアミューズ、ライムキャンディが追走する。そして、1番人気のリトルアマポーラは外目を通って10番手辺りを窺う。ペースはあまり速くもなく、淡々とレースは進む。いよいよ4コーナーを回って直線に向く。インコースにデヴェロッペ、その外にラルケット、そして、エフティマイア、ライムキャンディと横に拡がり大外からはリトルアマポーラも接近。
残りあと200m、ここからトリルアマポーラが出てくる。このメンバーでは力が抜けているようだ。武幸四郎騎手の鞭に応えてスパートするとするすると抜け出した。すぐに1馬身以上の差がついて、後は2番手争いに絞られた。結局、勝ったのはリトルアマポーラで2着にはライムキャンディが混戦を制した模様。
1着リトルアマポーラ 1分35秒5、2着ライムキャンディ 1馬身1/4、3着ラルケット クビ、4着デヴェロッペ 1/2、5着マイネウインク 3/4。
今日の勝ち方を観る限り、リトルアマポーラも桜花賞でも人気なることは間違いないだろう。
京都の方は、伝統の第101回京都記念(GⅡ・4歳以上、芝2200m、16頭)が行われた。私は競馬場に行ってたのだが、冷たい強風が吹きまくって体が冷え切ってしまった。競馬場というのは、吹きさらしなので、とにかく寒い。特別指定席のある上階は暖房完備だが、一般席は寒くて仕方が無い。よくこんな日に、競馬なんか開催するなあと怒ってみてもしょうがないが、1階スタンドの中まで強風が通り抜けるのには参った。おかげで顎はカダガタと震えるは、鼻水が止まらないは、競馬観戦の前に寒さと戦っているようなもので、思考力なんか失せてしまったのである。
そんな中、京都記念のスタートが切られた。行く馬がいないのか最初からスローペースである。シルクフェイマスが先頭に立ち、アイポッパーとトウカイエリートが併走して2番手。4番手にセンカク、アドマイヤフジ、6番手にはタイキマドレーヌ、トウショウナイト、ヴィータローザ、トウカイトリックが続く。その後にはドリームパスポート、アドマイヤオーラで、さらにエーティーボス、フサイチホウオー、ダークメッセージが後方集団を形成する。その後はウオッカで最後方がサンバレンティン。
向こう正面でウオッカが後方3番手に上がり、3コーナーの坂の手前でシルクフェイマスが後続を引き離しにかかる。これで後続の馬は大丈夫なのか・・・・。ここまで9歳馬シルクフェイマスはスローペースで逃げている。1000m通過が1分01秒7と遅い。1200m通過も1分14秒3と驚くほど遅い。これだと後続馬が届くのかどうか気になった。3コーナーから4コーナーにかけてウオッカが徐々に押し上げる。さあ、直線コースに入った。先頭はシルクフェイマスである。2番手にセンカク、3番手以降は集団であるが、ここで各馬に鞭が入る。あと200mのハロン棒を通過。ここで馬場の中央を通って1番人気のアドマイヤオーラが伸びてくる。ウオッカは馬場の1番外である。まだ7番手か8番手あたり・・・・。内にトウショウナイト、外目を通ってアドマイヤフジも来る。先頭は、まだシルクフェイマス、まだまだバテてない。そこへアドマイヤオーラが叩き出されるように先頭に立つ。シルクフェイマスを捉えるや一気に先頭に踊り出た。2番手争いは激しくて、粘るシルクフェイマスに内からドリームパスポート、トウショウナイト、外からアドマイヤフジが襲いかかる。またウオッカも大外から先団に取り付く。しかし、アドマイヤオーラが1馬身以上の差をつけて完勝した。
1着アドマイヤオーラ 2分13秒6、2着アドマイヤフジ 1馬身1/4、3着シルクフェイマス ハナ、4着ドリームパスポート ハナ、5着トウショウナイト アタマ。
なお2番人気のダービー馬ウオッカは6着であった。でもウオッカは出走馬中、もっとも速い上がり33秒8の時計を記録していて、勝ったアドマイヤオーラが33秒9の上がり時計だったことを考えれば、道中の位置が悪かったとしかいいようがない。ところで、勝ったアドマイヤオーラは、おそらく春の天皇賞は距離が長すぎる(3200m)から、出てこないであろう。また、フサイチホウオーはいいところがなく15着に惨敗した。いったいこの馬はどうなってしまったのだろうか・・・。去年の皐月賞までは4戦4勝だったのに、その後は7連敗・・・・・。負け癖がついたとしか言いようがない。また復活してくれると嬉しいのであるが・・・・・・・・。ああ、とにかく今日は寒かった。
復活なるかドリームパスポート。

昨年のダービーでは1番人気だったフサイチホウオー。昔の光、今何処・・・・。

上がり33秒台の末脚を誇るアドマイヤオーラ。

6歳の古豪アドマイヤフジ。

昨年のダービー馬ウオッカ。牝馬とは思えない堂々たる馬体。

ダークメッセージに跨って武豊が・・・いざ、出陣。

ドリームパスポートと新コンビの松岡騎手。

フサイチホウオーにはルメールが乗る。

アドマイヤフジと川田騎手。

ウオッカにはお馴染みの四位騎手。

アドマイヤオーラの末脚が爆発した。アドマイヤオーラと安藤勝己騎手。

1着、2着は同じ馬主のアドマイヤオーラとアドマイヤフジだった。どうせなら一緒に記念写真を撮ろうということか・・・・。

土曜日ではあるが、この日は東西で重賞が行われたのである。東京では3歳牝馬によるクイーンCで、京都は古馬による伝統の京都記念。
まず東京のクイーンC(Jpn-Ⅲ・3歳牝馬、芝1600m、16頭)であるが、3歳牡馬は今のところ確たるクラシック候補が見当たらないが、牝馬の方は何頭か有力馬が出てきている。それで今日出走する牝馬の中にも、注目の1頭がいた。その馬がリトルアマポーラである。今日の勝ち方次第では、当然のように桜花賞馬候補としてクローズアップされるだろう。それに対して、他の陣営も虎視眈々で注目された。
スタートが切られるやデヴェロッペがハナを奪う。その外にラルケット、3番手にカレイジャスミン、マイネブリッツ、その後方、マルターズオリジン、エフティマイア、さらにオールフォーミー、リーガルアミューズ、ライムキャンディが追走する。そして、1番人気のリトルアマポーラは外目を通って10番手辺りを窺う。ペースはあまり速くもなく、淡々とレースは進む。いよいよ4コーナーを回って直線に向く。インコースにデヴェロッペ、その外にラルケット、そして、エフティマイア、ライムキャンディと横に拡がり大外からはリトルアマポーラも接近。
残りあと200m、ここからトリルアマポーラが出てくる。このメンバーでは力が抜けているようだ。武幸四郎騎手の鞭に応えてスパートするとするすると抜け出した。すぐに1馬身以上の差がついて、後は2番手争いに絞られた。結局、勝ったのはリトルアマポーラで2着にはライムキャンディが混戦を制した模様。
1着リトルアマポーラ 1分35秒5、2着ライムキャンディ 1馬身1/4、3着ラルケット クビ、4着デヴェロッペ 1/2、5着マイネウインク 3/4。
今日の勝ち方を観る限り、リトルアマポーラも桜花賞でも人気なることは間違いないだろう。
京都の方は、伝統の第101回京都記念(GⅡ・4歳以上、芝2200m、16頭)が行われた。私は競馬場に行ってたのだが、冷たい強風が吹きまくって体が冷え切ってしまった。競馬場というのは、吹きさらしなので、とにかく寒い。特別指定席のある上階は暖房完備だが、一般席は寒くて仕方が無い。よくこんな日に、競馬なんか開催するなあと怒ってみてもしょうがないが、1階スタンドの中まで強風が通り抜けるのには参った。おかげで顎はカダガタと震えるは、鼻水が止まらないは、競馬観戦の前に寒さと戦っているようなもので、思考力なんか失せてしまったのである。
そんな中、京都記念のスタートが切られた。行く馬がいないのか最初からスローペースである。シルクフェイマスが先頭に立ち、アイポッパーとトウカイエリートが併走して2番手。4番手にセンカク、アドマイヤフジ、6番手にはタイキマドレーヌ、トウショウナイト、ヴィータローザ、トウカイトリックが続く。その後にはドリームパスポート、アドマイヤオーラで、さらにエーティーボス、フサイチホウオー、ダークメッセージが後方集団を形成する。その後はウオッカで最後方がサンバレンティン。
向こう正面でウオッカが後方3番手に上がり、3コーナーの坂の手前でシルクフェイマスが後続を引き離しにかかる。これで後続の馬は大丈夫なのか・・・・。ここまで9歳馬シルクフェイマスはスローペースで逃げている。1000m通過が1分01秒7と遅い。1200m通過も1分14秒3と驚くほど遅い。これだと後続馬が届くのかどうか気になった。3コーナーから4コーナーにかけてウオッカが徐々に押し上げる。さあ、直線コースに入った。先頭はシルクフェイマスである。2番手にセンカク、3番手以降は集団であるが、ここで各馬に鞭が入る。あと200mのハロン棒を通過。ここで馬場の中央を通って1番人気のアドマイヤオーラが伸びてくる。ウオッカは馬場の1番外である。まだ7番手か8番手あたり・・・・。内にトウショウナイト、外目を通ってアドマイヤフジも来る。先頭は、まだシルクフェイマス、まだまだバテてない。そこへアドマイヤオーラが叩き出されるように先頭に立つ。シルクフェイマスを捉えるや一気に先頭に踊り出た。2番手争いは激しくて、粘るシルクフェイマスに内からドリームパスポート、トウショウナイト、外からアドマイヤフジが襲いかかる。またウオッカも大外から先団に取り付く。しかし、アドマイヤオーラが1馬身以上の差をつけて完勝した。
1着アドマイヤオーラ 2分13秒6、2着アドマイヤフジ 1馬身1/4、3着シルクフェイマス ハナ、4着ドリームパスポート ハナ、5着トウショウナイト アタマ。
なお2番人気のダービー馬ウオッカは6着であった。でもウオッカは出走馬中、もっとも速い上がり33秒8の時計を記録していて、勝ったアドマイヤオーラが33秒9の上がり時計だったことを考えれば、道中の位置が悪かったとしかいいようがない。ところで、勝ったアドマイヤオーラは、おそらく春の天皇賞は距離が長すぎる(3200m)から、出てこないであろう。また、フサイチホウオーはいいところがなく15着に惨敗した。いったいこの馬はどうなってしまったのだろうか・・・。去年の皐月賞までは4戦4勝だったのに、その後は7連敗・・・・・。負け癖がついたとしか言いようがない。また復活してくれると嬉しいのであるが・・・・・・・・。ああ、とにかく今日は寒かった。
復活なるかドリームパスポート。

昨年のダービーでは1番人気だったフサイチホウオー。昔の光、今何処・・・・。

上がり33秒台の末脚を誇るアドマイヤオーラ。

6歳の古豪アドマイヤフジ。

昨年のダービー馬ウオッカ。牝馬とは思えない堂々たる馬体。

ダークメッセージに跨って武豊が・・・いざ、出陣。

ドリームパスポートと新コンビの松岡騎手。

フサイチホウオーにはルメールが乗る。

アドマイヤフジと川田騎手。

ウオッカにはお馴染みの四位騎手。

アドマイヤオーラの末脚が爆発した。アドマイヤオーラと安藤勝己騎手。

1着、2着は同じ馬主のアドマイヤオーラとアドマイヤフジだった。どうせなら一緒に記念写真を撮ろうということか・・・・。

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